ヒット確認ができない人は「次の次」を意識! 置きにも使える必殺技!

2019年3月16日

難しいヒット確認を簡単にする講座

ヒット確認が死ぬほど苦手な格ゲーマーのマスティ(@masty_cafe)です。

格ゲーで対戦していて、攻撃は当たるけどそのあと何もできない!

という経験ありませんか?

それ、ちょっとした意識で行動できるようになる方法があります。

それは「次の次の意識」です。

これは不器用な私が苦戦し試行錯誤して編み出した必殺技です!

という訳で今回は、格ゲー初心者が対戦中に意識すべきことを教えます。

これは、全くの初心者が知識も経験も無い状態から勝てるようになる方法をレクチャーする講座の一部です。

 

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ではさっそく、とっても簡単なので一緒に見ていきましょう!

まずは確認。ヒット確認とは

「次の次の意識」はヒット確認に限らず全ての行動に影響を与えます。

が、性質上ヒット確認にも大きな影響を与えるので、おさらいしておきましょう。

ヒット確認とは


文字通り、攻撃が「ヒットしたか」を確認するテクニックです。
そして、「ヒットした場合はコンボ」「ガードされたら何もしない」のように、その後の行動を分岐させます。

コンボをガードされると反撃を受けてしまうので仕切り直したり、ガードされたら固めに切り替えて攻め継続にしたり、多くの場面で活躍します。

必須級のテクニックでありながらとても難しく、初心者殺しとして君臨します。

この記事で「次の次」を習得すればヒット確認が簡単になるのでぜひ学んでみてください!

初心者は対戦中、何をするか決めてから動くようにしよう

必殺「次の次」は段階があります。

まずは前提となる意識や、基本的なことができているか見ていきましょう。

 

漠然と戦っている方には特にオススメですよ!

 

さて、対戦中は目まぐるしく戦況が変化します。

そんな中、相手に攻撃を当てるには「何を振るか」を意識する必要があります。

例えば、「相手がジャンプしたら対空攻撃を振る」などです。

言葉で言うのは簡単です。

貴方はしっかりと意識して行動できていますか?

ここで間違いやすいのが、相手が「ジャンプしたから」では遅いということです。

これでは相手に先手を取られてしまってますし、初心者に見てから反応なんてできる訳がありません。

私もできません。

そこで、相手が動き出す前に、「相手がジャンプしたら対空攻撃Aを振るぞ!」と意識して準備しておいてください。

ある程度相手の行動にあたりをつけておくんですね。

「こいつジャンプしそうだな。したら対空で落とすぞ!」

という感じです。

地上戦も同様です。

「近づけそうだから差し込むぞ!」と、必ず意識してから動くようにしましょう。

ちなみにこの「あたりの付け方」は方法があって、いわゆる読み合いなんですが、難しくなるので違う記事にまとめますね。

この辺り、多くの方が手癖でやっていたり、相手の行動を見てから考え出している方が多いと思います。

ですが、その土俵は長年の熟練者や並外れた動体視力の相手には分が悪いと言えます。

「小足見てから昇竜余裕でした」という有名なフレーズがありますよね。

有名なのはそれだけ見てから動くのは難しいからです。

この次の行動をしっかりと意識するという方法は、今後読み合いを学ぶうえでも便利な方法なので、ぜひチャレンジしてみてください。

成長速度がグンと上がるはずですよ。

ヒット確認がぐんと楽になる「次の次の意識」を習得しよう

さぁ、いよいよ必殺技です。

まず、前項で学んだように、次にどの攻撃をするか意識します。

そして、攻撃が当たったら何をするか意識しましょう。

つまり、次に何をするか決め、さらにその次にすることも決めておくのが「次の次」です。

めちゃくちゃ簡単ですね!

具体的にはこんな感じです。

  1. 相手がジャンプしたら対空攻撃Aを振るぞ!
  2. 対空攻撃Aが当たったら、Bで拾ってコンボするぞ!

ここまでを1セットで事前に意識して準備しておきます。

常に、「ジャンプしたらAジャンプしたらA」「当たればBで拾う当たればBで拾う」と心の中で唱えても良いでしょう。

ここまで意識することで「偶然当たった攻撃をヒット確認する」という作業をしなくて済みます。

仮に1つ目の「対空攻撃A」までしか意識していないと、攻撃が当たった後に何をするか決めないとならなくなります。

手癖になるぐらい極めていれば別ですが、現実難しい技術です。

そこで、最初からやることを決めておけば比較的簡単にできるということですね。

無論、当たらなかったときの場合も考えておいてください。

また、意識するのは2通りまでにしておきましょう。

ヒット確認を支える「仕込み」とは

「次の次」にやることまで意識し終えたら、「仕込み」が使えるようになります。

ヒット確認をしなくて済むちょっとした裏技です。

仕込みとは


攻撃をするとき、攻撃モーション中に次に撃つ攻撃やコマンドを先に入れておく技術です。敵に攻撃がヒットしたとき、自動的に次の攻撃が出るようになり、外れたら出ません。

格闘ゲームにおける「先行入力」というシステムを利用したテクニックですね。

例えば、蹴りAを撃ったとき、蹴りAのモーション中にパンチBを入れておくと、自動的に蹴りA終了後にパンチBが発動します。

これらの仕込みを使った具体的な例を出すと、

まず「牽制でパンチAを振り、当たったら必殺技Bを撃つ」と次の次の行動まで決めておくとします。

ならば、パンチAを振るたびに当たる当たらないに関わらず「↓\→+A」のような必殺技Bのコマンドを入れておくのです。

これによって毎回ヒット確認をしなくて済みます。

何を仕込むのか

察しの良い方はお気づきになったと思いますが、仕込みはヒット確認を放棄する技術です。

例えば、ガードされているのにコンボに移行してしまうと反撃をもらってしまうようなものを仕込むとフルボッコにされます。

なので仕込む技は「ガードされても不利にならない技」にしましょう。

上級テクニックに、同時に様々な行動を仕込むものなどがありますが、めちゃくちゃ難しいです。

まずは一つ一つの行動を確実にしましょう!

格ゲーの置きのやり方と意識の仕方

さて、これらの意識は格ゲーにおける「置き」にも使えます。

どうせならセットで覚えて使えるようになってしまいましょう!

置きとは何か。判定が強い攻撃について理解しよう

「置き」は「差す」と「差し合い」と並んで三つ巴の関係にあると言われる攻撃の基本行動の1つです。

「差す」と「差し合い」については「格ゲー初心者が勝てないのは攻撃の振り方が分かっていないから」で詳しく説明しているので、まだの方はぜひ見てくださいね。

置きとは


「先読み先出し攻撃」のことです。
つまり、相手の行動を読んで、先に出しておく攻撃のことを指します。

置きには大きく分けて2種類あります。

それが「発生が遅い置き」「発生が早い置き」です。

置き技のリスクと合わせてご説明しますね。

発生が遅く判定の強い技を置く

1つ目が、攻撃判定の発生が遅い攻撃を、相手の移動先や攻撃の出だしに合わせて先に出して「置く」というものです。

攻撃判定が長い間発生するような攻撃を使用することが多く、相手のダッシュ潰しや対空に用いられます。

この時に置く攻撃は「判定の強い技」を出すことが多いですね。

判定が強いとは


攻撃の強さを表す言葉の一つです。
攻撃を出したとき、自身の当たり判定より攻撃判定の方が広かったり、当たり判定より攻撃判定が先に広がるような攻撃を指します。

このような攻撃は、自身に当たり判定がないため、相打ち時に一方的に打ち勝てます。
ゆえに「判定」が強いと呼称されています。

また、逆に自身の当たり判定が広いものを「判定が弱い」と言います。

このような攻撃は、攻撃の先端部分を殴られたり、相手が先に攻撃を出していると一方的に打ち負けます。

そのような攻撃はしばしば「剣に神経が通っている」などと言われることがあります。

発生の早い技を置くことで、判定の弱い技を潰す

2つ目が、攻撃判定の発生が早い攻撃を先に出して「置く」というものです。

これによって、相手の判定が弱い技を一方的に潰すことが可能となります。

例えば、リーチがあるが先に当たり判定が出てしまうような攻撃に対し、事前に発生の早い技を置いておくことで、相手は攻撃が出だしで潰れてしまうので何もできなくなります。

置きはリスクを伴う

ここまでの説明を見て、置きってなんか難しいと感じた貴方!

その通り、置きはとても難しいです。

そもそも置きは空ぶることが前提なので、空ぶっても反撃を受けないようなタイミングでやらなければなりません。

定義も先読み先出し以外は多岐に渡ります。

初心者は置きに頼りすぎず、ここぞという置きのみを狙って基本は差しにいくようにすると良いでしょう。

攻撃を置いた先を意識して、大ダメージを狙おう

置きは読みなので、ヒットするか断定できません。

なので、当たったはいいがそこから何もできないという状況が多発します。

そこで、置く前に「この置きにはこの仕込みを入れておく!」と一回一回強く意識するようにしていきましょう。

最初は少し面倒ですが、置きからダメージを確実に稼げるようになると総ダメージ量が増えるだけでなく、立ち回りがとても強くなります。

いずれ考えずともできるようになるので、慌てずやっていきましょう!

対戦では「無心」を無くすようにしよう!

無心の境地ってカッコいいですよね。

一日一万感謝の正拳突きの果てに音を置き去りをしたかのような達人の域です。
ドラゴンボールでも「身勝手の極意」なんてものが登場しましたね。

つまり、反射だけで戦うのは達人にしかできないということです。

あらゆる状況を想定した練習を気が狂うほどに繰り返した先の境地です。

初心者がそんな達人に対抗するのは「考えること」です!

前項までで次に何をするか考えてから動くということを学びました。

これによって、貴方の行動全てに意味が産まれます。

なぜ当たったのか? なぜ負けたのか? それらを自覚できるのは最強の武器です。

全ての行動が次の一手への糧となり、経験と思考の刃は必ず達人の首に届きます。

確信を持った必然の勝利を掴み取りましょう!

そして蓄積された経験はいずれ貴方を達人へと導いてくれるはずです!

まとめ: 「次の次」を意識し続ければ強くなる

次の次の意識とはまとめるとこうなります。

  • 次に何をするか決めておく
  • その行動が成功した後の行動も決めておく

どうですか?

めちゃくちゃ簡単ですよね。

ただこれらを常に意識することで、格ゲーの醍醐味である読み合いも鍛えられるようになります。

メキメキ強くなるはずので是非ともチャレンジしてみてください!

 

次は一旦対戦を休んで、他人や自分の対戦動画からさらなる飛躍へのヒントを得ましょう!

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