ゲーム機の歴史年表

2020年2月4日

様々な絞り込みで「ゲーム機の一覧表としても使える多機能な年表」です。

そのまま読んで歴史を感じても良し、メーカー別や年代別に並べても良し、お好きにお使いください。追記・修正要望などはマスティ(@masty_cafe)まで。

区分


  • T = TV(据え置き)
  • P = Portable(携帯機)

家庭用ゲーム機の年表

年代
区分
メーカー(タップで表示)
発売年 区分 ハード名 メーカー 補足
1972 T オデッセイ マグナボックス Odyssey。世界初の家庭用ゲーム機。音声はなく、サイコロ・紙幣などのボードゲーム用品を別売りで購入して遊ぶ。周辺機器である銃は、ビデオゲーム初のライトガン。
1975 T テレビテニス エポック 国産初のテレビゲーム機。マグナボックス社と技術提携し開発された。UHFチャンネルでテレビと繋ぐワイヤレス機である。
1975 T ホーム・ポン  アタリ アタリ初の家庭用ゲーム機。卓球のアーケードゲーム「ポン」を家庭用にしたもの。世界で初めて大ヒットしたと言える家庭用ゲーム機。この大ヒットを受け、世界中で「ポン・クローン」が作成されることとなった。改良モデルに「スーパーポン」「ウルトラポン」などがあり、1つのコントローラーを2人で使っていたものに対し、2つのコントローラーを用意するなど改良されていった。
1975 T オデッセイ100 マグナボックス テニスとホッケーが遊べる。
1975 T オデッセイ200 マグナボックス オデッセイ100の改良版。スマッシュというゲームが追加されている。
1976 T オデッセイ300 マグナボックス 単一ICチップを設計の焦点に当てた最初のゲーム機。コレコ社のコレコ・テレスターとの競合機。
1976 T オデッセイ400 マグナボックス オデッセイ200の上位機。スコア表示やサーブ自動化などの機能が追加されている。
1976 T オデッセイ500 マグナボックス オデッセイ300および400の上位機。サッカーゲームを搭載。
1976 T フィリップスオデッセイ200 フィリップス Philips Odyssey。オデッセイ200と同じもの。Philips社がMagnavox社を1974年に購入し、ヨーロッパでリリースしたバージョン。
1976 T コレコテルスター コレコ アメリカColeco社のゲーム機。100万台を売り上げた。「ホッケー」「ハンドボール」「テニス」の3つのゲームをプレイできる。
1976 T コレコテルスターClassic コレコ ウッドケース入りのコレコテルスター。
1976 T コレコテルスターDeluxe コレコ 英語とフランス語で作成されたカナダ市場向けのコレコテルスター。木製パネルがついたスタンドケースを付属。
1976 T フェアチャイルド・チャンネルF フェアチャイルドセミコンダクター 史上初めてプログラミング可能なROMカートリッジを搭載したゲーム機。開発はアメリカ合衆国の半導体メーカー。日本では1977年に丸紅住宅機器より販売された。元々の名称はVideo Entertainment System(略称:VES)であったが、翌年発売されたアタリのVCSとの名称被りを避けるため変更された。
1976 P マテル・オート・レース マテル 世界初の完全デジタル携帯型電子ゲーム機。マテル社初のゲーム機。
1977 T カラーテレビゲーム15  任天堂 任天堂初の据え置きゲーム機。三菱電機が企画を持ち込み、共同で作成された。
1977 T カラーテレビゲーム6  任天堂 カラーテレビゲーム15の廉価版。遊べるゲームが9つ少なく、コントローラーも本体に直付けされている。
1977 T TV JACK 1000 (1200・1500・2500・3000 バンダイ 正式名称はBANDAI VIDEO MATE ALL COLOR TV JACK(ビデオメート テレビジャック)。名称はキャッチコピーの「テレビを乗っとれ!」に由来する。ハードウェアは科学技術研究所が開発。
1977 T Atari 2600  アタリ ゲームを交換する機能であるロムカートリッジを採用し、世に広めたゲーム機として有名。開発コードネームは「ステラ」。売られた当初は「Video Computer System」という名前で、日本では「カセットTVゲーム」として売られた。世界的ヒットにより、ゲームを出せば売れる状態となり、劣悪なゲームが量産される「アタリショック」を引き起こすきっかけとなったゲーム機である。
1977 T オデッセイ2000 マグナボックス オデッセイ300の上位機。1人用ゲーム「スカッシュ」が追加されている。スカッシュはスマッシュのバリエーション
1977 T オデッセイ3000 マグナボックス オデッセイ2000の上位機。スマッシュの1人用モードの他、ボール速度・ゆれ幅などあらゆるゲーム設定が可能。
1977 T オデッセイ4000 マグナボックス 最後のオデッセイ。カラー機であり、テニス、ホッケー、サッカー、バスケットボール、スマッシュ、グリッドボールがプレイ可能。
1977 T フィリップスオデッセイ2001 Philips Magnavox Odyssey 4000のPhilipsバージョン違い。
1977 T コレコ・テルスターAlpha コレコ コレコテルスターに難易度調整と「ジャイ・アライ」というゲームが追加されている。
1977 T コレコ・テルスターRegent コレコ コレコ・テルスターAlphaの上位機。
1977 T コレコ・テルスターColoromatic コレコ コレコ・テルスターAlphaの上位機。カラー。
1977 T コレコ・テルスターRanger コレコ 「target」など、6個のゲームがプレイできる。
1977 T コレコ・テルスターGalaxy コレコ 収録タイトル不明。ジョイスティックが存在する。
1977 T コレコ・テルスターGemini コレコ 「ピンボール」「ライトガン」を収録。
1977 T ビデオカセッティ・ロック タカトクトイス 日本初のカセット交換式ゲーム機。キャッチコピーは「TVゲームはカセット時代」。 カセット交換にはゼネラル・インスツルメント社(GI)の開発した「GIMINIシステム」を採用している。
1977 T TV FUN トミー 現タカラトミーから発売されたテレビゲームシリーズ。いくつかのシリーズがあり、テレビに接続することで内蔵ゲームを遊ぶことができる。バンダイのバンダイの「TV JACK」とLSIチップが一部同じであり、同じゲームが存在する。
1977 T Bally Astrocade (Belly Bally バリーアストロケード。シカゴのピンボール・スロットマシンメーカーによって制作された。元々アーケード向けだったシステムを家庭用に手直しされたもの。
1978 T カラーテレビゲーム レーシング112  任天堂 レーシングゲーム機。1つのレースゲームを112のバリエーションで遊ぶ。
1978 T システム10  エポック NECと共同開発され、10種類のゲームを内蔵。ラケットゲームと光線銃ゲームがある。
1978 T システム10-M2 エポック システム10のカラーリングを変更し、値下げしたもの。
1978 T TV JACK アドオン5000 バンダイ TV JACKシリーズ初のカセット交換式テレビゲーム機。カセット交換機能はゼネラル・インスツルメンツ社のGIMNIシステムを応用している。
1978 T TV JACK スーパービジョン8000 バンダイ TV JACKシリーズの最終モデル。カセット交換システムをマイコンに変更した。マイコン開発にはロジックシステムズ・インターナショナルが加わっている。
1978 T オデッセイ2 マグナボックス オデッセイの次世代機。日本で唯一発売されたオデッセイ。「PhilipsOdyssey²」がアメリカにおける正式名称。従来のオデッセイシリーズと違い、「回路カード」を交換することプレイするゲームを変えることができる。
1978 T フィリップスオデッセイ2100 Philips NationalSemiconductor MM-57186Nチップを使用し、複数のバリエーションを持つゲームを採用した。
1978 T コレコ・テルスターColortron コレコ コレコ・テルスターAlphaの上位に近いモデル。カラーであり、ビルトインサウンドが追加された。
1978 T コレコ・テルスターMarksman コレコ コレコ・テルスターRangerの上位に近いモデル。カラー、大型ライトガンを搭載。
1978 T コレコ・テルスターSportsman コレコ ライトガンを使用したゲームができる。
1978 T コレコ・テルスターCombat! コレコ 4つのゲーム「Combat」「Night Battle」「RobotBattle」「Camouflage Combat」をジョイスティックでプレイする。2人プレイ。
1978 T ビジコン 東芝 国産初のマイコン内蔵カセット交換式テレビゲーム。東芝が玩具店への流通を持たなかったため、家電店で売られることになる。カラー機であり、本体側にもソフトウェアが内蔵されている。玩具メーカーがプラスチックでゲーム機を作っていたものに対し、ビジコンはメタルパーツをふんだんに使用していた。
1978 T VC 4000 インタートン 西ドイツで発売された8bitゲーム機。
1979 T カラーテレビゲーム ブロック崩し  任天堂 任天堂初の自社開発製品。アタリ社のブロック崩しを家庭用向けに発売。
1979 T テレビ野球ゲーム  エポック 国内初の野球ゲーム専用テレビゲーム機。マイコンはNECが開発。2人プレイ専用。
1979 T テレビブロック  エポック ブロックくずし。LSIはアタリ社製。7種類のゲームがある。アタリ社のビデオピンボールを輸入していたが、のちにLSIのみ供給し、自社開発し安くしたものがエポック社テレビブロックとなる。
1979 T テレビブロックMB エポック テレビブロックのゲームを1種類変更したもの。
1979 T カセットTVゲーム エポック アタリ社Atari 2600を日本に輸入した際の名称。開発コードネーム「ステラ」。のちの「アタリショック」を引き起こす要因となったハードである。
1979 P マイクロビジョン Milton Bradley Company 世界初のカートリッジ交換式携帯ゲーム機。「光速船」の設計者であるジェイ・スミスによって設計。
1980 T カラーテレビゲーム コンピュータTVゲーム  任天堂 アーケード用対戦ゲーム「コンピューターオセロゲーム」を家庭向けに発売。
1980 T テレビベーダー  エポック タイトーのスペースインベーダーを家庭用テレビゲームにアレンジしたもの。
1980 P ゲーム&ウオッチ  任天堂 任天堂初の携帯型ゲーム機。呼称「ゲームウオッチ」、アンドは発音されないことが多い。ハードにソフトが内蔵されており、1ハードにつき1ソフトで様々な種類のゲームが発売された。名称の「ウオッチ」は、時計としても使えるが由来となっている。多くのゲームで難易度AとBを選べる。任天堂の70億もの借金を返済するばかりか、40億の黒字を叩き出し、その収益はファミリーコンピュータの開発資金にも投資された。任天堂がテレビゲーム機市場に乗り込むことになる理由となったハードである。
1981 T カセットビジョン  エポック カセット式テレビゲーム機。ファミコンが出るまでは日本で最も売れたゲーム機であった。
1982 T インテレビジョン バンダイ 制作はマテル社。米国では1980年発売。バンダイは当時、マテル社のエレクトロニクス部門と業務提携しており、市場調査の結果、日本での発売に至る。
1982 T Atari 5200  アタリ Atari 2600の次世代機。ゲーム機として初めてポーズとリセットボタンが搭載された。2600との後方互換性は無く、中身はAtari 800というホームコンピュータとほぼ同等のもの。マテル社のインテリビジョンの対抗機であったが、直近でコレコ社より発売されたコレコビジョンと競合することになった。コントローラーへの不満や、発売されるソフトが2600の拡張版ばかりだったことなどが重なり、ユーザー層からは不評であった。さらにそれを受け、上位であるAtari7800が発売まもなく発表されたため、わずか2年で役目を終えることとなり、Atari2600の3000万台に対し、わずか100万台の出荷に収まった。
1982 T コレコビジョン コレコ コレコ社の第2世代家庭用ゲーム機。Atari2600やAtari5200が競合相手。アーケードゲームの移植機で、タイトルにドンキーコングやコスミックアベンジャーなどがある。
1982 T ぴゅう太 トミー ゲームパソコン。名称は子供用こん「ぴゅーた」から。日本語BASIC(G-BASIC)を搭載していることで、ユーザーがゲームを作成することができる。スタンスはパソコンとしても使えるゲーム機。1984年に英語表記G-BASICかつ、キーボードをチクレットからプラスチックにしたものを発売している。
1982 T M5 タカラ パソコン。業務用パソコンのベンチャー企業ソードが開発し、タカラからOEMでゲームパッドを付属してゲームパソコンとして販売された。ゲーム機ではなくパソコンならば親への理解を得やすいという理由から、本製品をゲーム機として売り出す戦略をとった。ゲームはロムカートリッジとカセットカープが採用され、ナムコなどのアーケードゲームが多くラインナップされている。
1982 T コモドール64 コモドール ホームパソコン。パソコンであるが、ゲーム機として愛され、「R-TYPE」や「スペースハリアー」などの人気ゲームも多く登場した。アタリショックで壊滅したゲーム市場において、ホームパソコンという切り口から生き残り続けたハードである。
1983 T ファミリーコンピュータ  任天堂 FC。ファミコン。ゲーム&ウオッチの資金を導入し、アーケードゲーム「ドンキーコング」の完全移植を目標に作成された。
1983 T SG-1000  セガ SC-3000からキーボード等パソコン機能を排除した据え置きゲーム機。
1983 T SC-3000  セガ ゲームパソコン。キーボード一体型で、テレビに出力して使う。ゲームはカードリッジを挿して遊ぶ。BASIC言語によるプログラミングもできた。
1983 T SC-3000H セガ ゲームパソコン。SC-3000の上位機種でキーボードがチクレット(ゴム)からプラスティックになっている。
1983 T カセットビジョンJr.  エポック カセットビジョンの廉価版。コントローラーの機能が一部削減している。
1983 T アルカディア  バンダイ、他多数 世界中に30種類以上の互換機が存在し、そのどれもが別の会社から、別の名前で発売された。日本では「バンダイ・アルカディア」、アメリカでは「Emerson Arcadia 2001」など。元のライセンスがどこであるか分かっていない。システムをSignetics社が担当している。その親会社はパナソニックと合併したフィリップス。日本においてはインテレビジョンの後継機として有名で、版権キャラクターのゲームが多い。
1983 T 光速船  バンダイ 専用のモニターが付属したゲーム機。オシロスコープでも採用されているベクタースキャンによって線画を描く。元々はGeneral Consumer Electronics(GCE社)の「Vectrex」である。アーケード筐体版も存在する。
1983 T RX-78 GUNDAM  バンダイ ゲームパソコン。バンダイとシャープの共同開発で作成され、バンダイの「RX-78ガンダム」が名前の由来となっている。ゲーム以外にBASICやワープロソフトも発売された。
1983 T Atari 2800  アタリ Atari 2600の日本版。コントローラーがジョイスティックからジョイスティック・パドル一体型という特殊なものに変更された。2600を飛ばして2800となっているのは、Atari2700がワイヤレスコントローラーが干渉しあう動作不良を起こし、発売されなかったせいである。
1983 T PV-1000  カシオ計算機 ぴーぶいせん。ファミコン・SG-1000との競合機であるが、結果は振るわずであった。翌年にPV-7というホームパソコンを発売し、ゲーム供給をそちらに変更したため短命。
1983 T PV-2000  カシオ計算機 ゲームパソコン。愛称は「楽がき」。PV-1000とは同時発売で、それぞれの互換性はないが、同じゲームソフトが発売されることがあった。翌年に実質上位となるPV-7が出たため、短命に終わる。発売当初は最も安いプログラミングのできるゲームパソコンだった。相性の由来となる「楽がき」機能でお絵描きができ、「楽ガキスペシャル」というゲームでは、自分で描いた絵を背景にシューティングゲームを楽しむことができた。
1983 T ぴゅう太Jr. トミー ぴゅう太互換のゲーム機。任天堂からファミリーコンピュータが発売されたことを受け、その対抗機としてゲームパソコンである「ぴゅう太」をゲーム専用機にしたもの。
1983 T ファミコンテレビC1 シャープ 正式名称マイコンピュータテレビC1。任天堂と共同開発されたファミリーコンピュータ内蔵式ブラウン管テレビ。通常のコンポジット端子により接続ではなく、RGB接続であったため画質が鮮明。ファミコン雑誌の画面写真によく採用されていた。
1983 T オセロマルチビジョン ツクダオリジナル SG-1000と互換性がある。本体内蔵のオセロは月刊アスキーで自作プログラム選手権に出場したこともある。イメージキャラクターはプロゴルファーの「岡本綾子」で「岡本綾子のマッチプレイゴルフ」を同梱ソフトにしたものもある。
1983 T マイビジョン 日本物産 リバーシやマージャンなどのボードゲームに特化された家庭用ゲーム機。主な操作はキーボードで行う。2台用意して対戦プレイも可能。ゲーム本体にスピーカーが搭載されている。
1983 T TVボーイ 学習研究社 愛称コンパクトビジョン。現・学研ホールディングスより発売。
1984 T SG-1000II(セガ・マークII セガ SG-1000の薄型機。
1984 T スーパーカセットビジョン  エポック カセットビジョンの次世代機。ファミコン・SG-1000に対抗するため、NECとの共同開発で作成された。女の子向けに「レディースセット」がある
1984 T Atari 2600jr  アタリ Atari 2600の小型マイナーチェンジ版。「2600jr」という名称は非公式で、本来の名称は「Atari2600」と同一である。
1984 T Atari XEgameSystem アタリ Atari XEGS。Atari 7800 の後継機。ホームコンピューターであるAtari 400/800と互換性がある。 Atari 8ビットファミリーと言われるホームコンピュータシリーズ最後のハードである。
1985 T Nintendo Entertainment System 任天堂 NES。海外版ファミリーコンピュータ。仕様上、日本版ファミコンと互換性は無い。北米・ブラジル・欧州・アジア・オーストラリアにて発売。
1985 T セガ・マークIII  セガ 型番SG-1000M3。アーケードゲームを遜色なく移植することを目標として作られた。海外版は「Sega Master System」。ファミコンへの対抗機である。
1985 P ゲームポケコン エポック 日本国産機初のロムカセット採用携帯ゲーム機。カセットビジョンの携帯ゲーム機版がコンセプト。パズルやグラフィックツールなどの内蔵ゲームがある。ゲームボーイより4年も早く発売されたが、ゲームボーイより2.5倍の幅長がある。ソフトもサードパーティからは供給がなかった。
1986 T Atari 7800  アタリ Atari 2600およびAtari 5200の上位互換モデル。2600との完全後方互換性がある。商業的に失敗した5200をやり直す目的で発表された。設計はGeneral Computer Corporation (GCCが行い、Atrari初の外部委託となったゲーム機である。1984年に発売する予定だったが、同社がTramel Technology Ltdに売却されたため、1986年に延ばされた。この計画時点での名称は「Atari 3600」
1986 T ツインファミコン シャープ ファミリーコンピュータ互換機。任天堂のファミリーコンピュータとディスクシステムの両方を兼ねそろえたゲーム機。
1987 T セガ・マスターシステム  セガ 型番MK-2000。北米向けセガ・マークIIIとして作成され、のちにマイナーチェンジ版として日本に逆輸入された。FM版や連射機能が内蔵されている。韓国版は「SAMSUNG GAMBOY」でサムスン電子がライセンスを取得し販売。
1987 T PCエンジン  日本電気ホームエレクトロニクス ハドソンとの共同開発。家庭用ゲーム機初のCD-ROM使用機。ハドソンがファミコンより高性能なハードウェアを求めてセイコーエプソンに依頼しチップを開発。さらに、完成したチップを日本電気(NECに持ち込んだところ、まさにCD-ROM機開発に乗り出そうする最中であったため思惑が一致し、2社共同で開発されることとなった。CD-ROMを使用するには周辺機器CD-ROM2(シーディーロムロム)を取り付ける必要がある。また、カートリッジであるHuCARDは三菱樹脂とハドソンの共同開発である。
1987 T アクションマックス(Action Max Worlds of Wonder アメリカのゲーム機。VHSテープを使用する。本体にテープ再生機能がないため、別途VHSデッキが必要。ゲームはライトガンでテレビの的を撃って遊ぶ。
1988 T メガドライブ  セガ セガ・マークⅢおよびマスターシステムの後継機。名前の由来は1Mビットのカードリッジをドライブする。「時代が求めた16ビット」のキャッチコピー通り、16ビットCPUのハイパワーが売り。世界的に有名なキャラクター「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」のゲームが初めて発売されたゲーム機であり、世界に影響を与えたゲームとして、ハード・ソフト共にアメリカの美術館等で展示された。
1989 T セガ・マスターシステム2 セガ セガ・マスターシステムのコンパクト版。アメリカとヨーロッパでのみ発売。ブラジルではカードリッジが廃止され内蔵型となった「Master System Evolution」や、コントローラー一体型の「Master System Portátil(Portable)」が発売されている。
1989 T Genesis セガ 北アメリカ版メガドライブ。
1989 T PCエンジンシャトル  日本電気ホームエレクトロニクス 廉価版PCエンジン。天の声など拡張機能が繋げなくなっている。
1989 T TurboGrafx-16 日本電気ホームエレクトロニクス 海外版PCエンジン
1989 T PCエンジンコアグラフィックス  日本電気ホームエレクトロニクス PCエンジンのマイナーチェンジ版。連射機能を追加し、テレビ出力をRF端子からAV端子に変更するなどしている。
1989 T PCエンジンスーパーグラフィックス  日本電気ホームエレクトロニクス PCエンジンの上位互換機。PCエンジンと比べ2倍以上の性能を誇る
1989 T 編集ファミコン(ファミコンタイトラー) シャープ ファミリーコンピュータ互換機。ビデオ編集機能があるファミリーコンピュータ。ビデオとはビデオカメラのことで、接続したビデオカメラの映像にテロップなどを挿入することができる。ファミリー向けの商品である。
1989 P ゲームボーイ  任天堂 GB。製品コード「DMG」は「Dot Matrix Game」が由来。携帯ゲーム史上初累計販売台数1億を突破した。ゲーム&ウオッチ の次世代機に当たる。シャープとの共同開発で、シャープ側は液晶開発に40億を投じている。開発に関してはラブテスターや光線銃を開発した横井軍平氏が率先して行い、十字キーの開発採用も横井氏の考案である。液晶保護カバーのフレームは、同社で有名な花札を元にカラーリングされている。
1989 P Atari Lynx アタリ アタリ社の家庭用ゲーム機・パソコン部門アタリコープ社から発売。バックライト搭載カラー液晶を搭載した初の携帯ゲーム機。4,096色カラー液晶・8人同時プレイなど高スペックを誇る。大きさ(270×105×40)・重さ(700g)共に、当時の携帯ゲーム機では最大。バッテリーも僅か2~3時間しか持たず(ゲームボーイは10時間)、サードパーティを集めることができず結果は振るわなかった。
1990 T スーパーファミコン  任天堂 SFC。スーファミ。ファミコンの次世代機。当時の他社同世代機と比べても高スペック。周辺機器としてCD-ROMを使用できる「プレイステーション」がソニーとの共同で開発されていたが、両者の思惑の違いにより決裂することなる。拡張システムとしては他に衛星データ放送サービスを受信する「サテラビュー」があり、ラジオ放送と進行を同期させる放送期間内のみプレイ可能なゲームなどが配信された。
1990 T ネオジオ(NEOGEO SNK 家庭用と業務用の2種類が存在する。ハードウェアはアルファ電子(ADK)が開発。アーケードゲームと互換性がある家庭用ゲーム機がコンセプト。
1990 T SF1 シャープ スーパーファミコン内蔵型ブラウン管テレビ。
1990 T CDI フィリップス オランダのフィリップス社が開発および販売したデジタル光ディスクデータストレージ形式を採用したゲーム機。フィリップスCDI 910が最初で様々なシリーズが展開されている。代表的なソフトには任天堂のゼルダやマリオがある。
1990 P ゲームギア  セガ 開発コードネーム「Project Mercury」。セガ・マークIII・マスターシステムを元とした高い性能を誇り、据え置き機である同社のマスターシステムから移植、またその逆にゲームギア専用ソフトをマスターシステムに移植したりもされた。TVチューナーパックを取り付けることでTV視聴も可能。STN液晶を搭載することでカラーを実現。ゲームボーイの発売翌年に高スペックかつカラー液晶を搭載したハードであるが、そのスペックゆえにバッテリーは3時間しか持たず、サードパーティの参入も乏しいものとなった。発売当時はカラーであることを強調し、白黒のゲーム機を馬鹿にするCMを打つなど、ゲームボーイへの対抗意識が見られた。一部のファンから根強い人気を誇り、マスターシステムとの互換性能がある携帯互換機がセガからの正式ライセンスを受け販売されている。
1990 P PCエンジンGT  日本電気ホームエレクトロニクス GT。Game and TV。PCエンジンの携帯機版。据え置きゲームと互換性がある世界初の携帯ゲーム機。PCエンジンスーパーグラフィックスを除くすべてのPCエンジン用HuCARDタイトルを遊ぶことができる。連射機能や専用ケーブルによる対戦機能がある。任天堂のゲームボーイ対抗機。CMでは大竹まことを起用し、TVチューナーを使用してのテレビ視聴をアピールしていた。
1990 P Turbo Express  日本電気ホームエレクトロニクス 北米版PCエンジンGT。
1991 T Super Nintendo Entertainment System 任天堂 スーファミの北米・ヨーロッパ版、韓国では「スーパーコンボイ」として発売されている。
1991 T PCエンジンコアグラフィックスII  日本電気ホームエレクトロニクス PCエンジンコアグラフィックスのマイナーチェンジ版。Ⅱとあるが性能は変わっておらず、カラーリングのみ変更されている。
1991 T PCエンジンDuo  日本電気ホームエレクトロニクス PCエンジンと周辺機器「SUPER CD-ROM2」と一体化させたもの。PCエンジンの特徴である拡張性「コア機能」が事実上の廃止となる。
1991 T Turbo Duo  日本電気ホームエレクトロニクス PCエンジンDuoの欧米版。
1991 P PCエンジンLT  日本電気ホームエレクトロニクス LT。PCエンジンの携帯機版の1つ。LTとは「Laptop」の略称であり、Laptopとはノートパソコンのこと。4インチTFT液晶を採用しており、メーカー希望小売価格99,800円という携帯ゲーム機としては非常に高価。バッテリーを内蔵しておらず、ACアダプタや、同社の自動車のシガレットライターを電源へと変換する「Duoカーアダプタ PI-AD13」を使用して電気を供給する必要がある。カーアダプタへの接続は変換プラグが同梱されている。
1993 T AV仕様ファミリーコンピュータ(ニューファミコン  任天堂 当時主流であったコンポジットビデオ出力に対応したファミコン。
1993 T メガドライブ2  セガ メガドライブの廉価版。
1993 T Genesis 2  セガ 正式名称Sega Genesis。北アメリカ版メガドライブで周辺機器と接続するためのバージョンアップ。
1993 T ワンダーメガ  セガ メガドライブとメガCDの一体型。マイナーチェンジ版にワンダーメガ2がある。
1993 T PCエンジンDuo-R  日本電気ホームエレクトロニクス PCエンジンDuoの廉価版。ヘッドフォン・バッテリー端子などが廃止されている。
1993 T Atari Jaguar  アタリ 世界売り上げワースト3位のゲーム機。世界販売台数は推定25万台。コントローラーが本体との接触不良を頻繁に起こし、IGNでは「最悪なゲームコントローラー TOP10」に選ばれたこともある。特徴はとしてはカードリッジの他、拡張機能(Atari Jaguar CD)でCD-ROMも使用することができ、内蔵ソフトのVLM(Virtual Light MachineでCDデータを映像に変換して出力することができる。VLMの作者はTEMPEST2000の作者Jeff Minterである。
1993 T レーザーアクティブ パイオニア レーザーディスクプレーヤー。CD、CDV、レーザーディスクのコンパチブルLDプレーヤー機能を搭載し、PCエンジン・CD-ROM2・SUPERCD-ROM2・メガドライブ・メガCDのソフトを遊ぶことができる。その特殊性から一般的に発売が難しかった脱〇麻雀などがアーケードそのままの高画質で発売され、マニアックなファンが多かった。さらに、別売りのインフーフェースを搭載することで、PC-9800などと接続してインタラクティブ制御も行うことができた。
1993 T CDTV32 コモドール ヨーロッパ初の32ビット次世代機。コモドール最後のハードである。
1994 T PlayStation  ソニー PS1。3D機能を標準搭載した家庭用初のゲーム機。据え置き機で初の累計出荷台数1億突破。名前の由来は、遊びで使うコンピュータということで「プレイステーション」。元々任天堂のスーパーファミコンの周辺機器であったが、任天堂と決裂したことで単体のゲーム機として誕生した。
1994 T Genesis CDX  セガ メガドライブとメガCDの一体型。セガ・マルチメガとも言われる。ポータブルCDプレーヤー機能を搭載。
1994 T セガ・マルチメガ  セガ メガドライブとメガCDの一体型。ポータブルCDプレーヤー機能を搭載。
1994 T セガサターン セガ SS。名前の由来はセガ6番目のコンシューマゲーム機であることから、6番目の惑星「土星」からとられた。日本ビクターと日立製作所が開発に関わっている。世界での売り上げは振るわなかったが、セガ初のミリオンセラーを飛ばした「バーチャファイター」や、ソニックチームが作成した「ナイツ」、メディアミックスに成功した「サクラ大戦」など、セガを代表するタイトルが多く輩出された。
1994 T HIサターン セガ 日立製作所のセガサターン互換機。マルチメディアプレイヤーとしての機能がある。
1994 T Vサターン セガ 日本ビクターのセガサターン互換機。デザインや起動画面以外に違いはない。
1994 T PCエンジンDuo-RX  日本電気ホームエレクトロニクス PCエンジンDuo-Rのカラーリングを変更し、6ボタンパッドを付属したもの。
1994 T PC-FX  日本電気ホームエレクトロニクス PCエンジンの次世代機。スーパーグラフィックスと違い互換性は無い。開発コードネーム「FX」。商品名の由来は「Future(未来」と「X(未知数」から命名。家庭用ゲーム機初の縦置きでグッドデザイン賞を受賞している。
1994 T ネオジオCD  SNK NGCD。ネオジオの弱点であった高価なROMカセットをCD-ROMへと変更したモデル。しかし、当時のライバル機は倍速CD-ROMであったが、等速を使用したため不評であった。
1994 T プレイディア  バンダイ バンダイよる名称はゲーム機ではなく「CD-ROMプレイヤー」。CD-ROMで稼働し、赤外線コントローラーで操作する。小学生を対象としており、「ドラゴンボール」や「セーラームーン」などのキャラクターものが非常に多い。
1994 T 3DO REAL 松下電器 3DO社が開発したインタラクティブ・マルチプレイヤー。エレクトロニック・アーツの創始者トリップ・ホーキンスが開発したハードとして有名。発売されたゲームも同社のものが多い。松下電器からは「3DO TRY」が出ている。廉価版に「3DO REAL II」がある
1994 P ゲームボーイブロス  任天堂 ゲームボーイのカラーバリエーション。ブロスとはブラザーズの省略形である。考案者は糸井重里氏。当時のゲーム誌で「木村拓哉がハマる」という触れ込みで展開され話題となった。
1995 T バーチャルボーイ 任天堂 VB。通称「赤い眼鏡」。ゴーグル型ディスプレイをスタンドで支えたもので、プレイする際はそれを覗き込む。左右微妙に異なる画面が表示され、立体に見える視差を利用した疑似3Dゲーム機。宮本茂いわく「ゲーム機というより、おもしろいおもちゃ」の位置づけ。リフレクションテクノロジー社との共同開発で、LEDディスプレイ「プライベート・アイ」の売り込みがあったことが切っかけとなる。開発の手動は横井軍平で、当時の任天堂代表取締役社長であった山内博に、バーチャル・リアリティをテーマに商品開発をしてほしいと提案されたことがきっかけとなった。
1995 T スケルトンセガサターン  セガ キャンペーンモデルのセガサターン。1999年にダービースタリオン発売記念特別限定版も発売されている。
1995 T ルーピー  カシオ計算機 女児向け家庭用ゲーム機。正式名称「マイシールコンピューター ルーピー」。名前の通り、ラベルプリンターとしての機能を持つゲーム機で、ロムカセットを入れ替えることによりラベルプリンターとゲームを入れ替えて遊ぶことができる。ゲーム機としての知名度が低く、もっぱらラベルプリンターとしての知名度が上である。
1995 T Super A'Can UMC 台湾で発売された16ビットゲーム機。 スーファミを模した見た目をしており、自他共に当時最高の性能を誇ったが、同年にPlayStationが台湾に上陸することで天下が終わることになる。ソフトはオリジナルの他、FFやボンバーマンなどの類似品が数多く存在する。同社は600万ドルの赤字を出し倒産、2000年まで負債を返し続けた。
1995 P ノーマッド  セガ 開発コードネーム「Project Venus」。コントローラー一体型メガドライブ「メガドライブ」を元に開発された。北米版メガドライブ「ジェネシス」のソフトを遊ぶことができる。ノーマッド専用ソフトはなく、実質メガドライブの携帯モデルである。ゲームギアの後継機種として期待されたが、セガサターンから数か月後の販売など、悪条件が重なり結果は振るわなかった。
1996 T NINTENDO64  任天堂 64(ロクヨン。スーパーファミコンの次世代機。任天堂初の3Dゲームを標準としたゲーム機。
1996 T セガサターン中期型 セガ 中期に発売されたセガサターン。型番HST-3210。目立った変化はないが構造が最適化されている。
1996 T セガサターン(白サターン セガ 後期に発売されたセガサターン。型番HST-3220。本体色がミストグレーからホワイトに変更された。
1996 T ネオジオCDZ  SNK ネオジオCDの上位互換機。2倍速ドライブを採用し、小型化させた。
1996 T ピピンアットマーク  バンダイ 世界が最も売れなかったゲーム機。Macintosh互換のマルチメディア機で、バンダイ・デジタル・エンタテイメントがアップルコンピュータと共同開発された。名前のピピンは、リンゴの品種である。
1996 P ゲームボーイポケット  任天堂 ゲームボーイの小型版。
1996 P キッズギア  セガ ゲームギアのバリエーション。ゲームギアの名称を変更したもので、配色もアニメ版バーチャファイターの主人公「結城昌」を模したものとなっている。名称変更の理由は、ゲームギアの担当がHE事業部(セガゲームス)からトイ事業部(カゼトイズ)となり、低年齢層向けへの販売にシフトしたためである。その一環で、当時人気のキャラクターもののゲームが発売された。
1997 T Genesis 3  セガ 北アメリカ版メガドライブの廉価版。周辺機器などとの接続ができない。
1998 T スーパーファミコンジュニア  任天堂 スーパーファミコンの小型版。
1998 T ドリームキャスト  セガ DC。ドリキャス。セガサターンの次世代機。セガの社運を賭けた家庭用ゲーム機として発売された。名前の由来はdream(夢)とbroadcast(広く伝える)を合わせた造語。マイクロソフトのゲーム専用OS「「Windows CE」」が使われ、インターネット接続用のアナログモデムを標準搭載した初のゲームハード。
1998 P ゲームボーイライト  任天堂 ゲームボーイポケットにバックライトを搭載したもの。
1998 P ゲームボーイカラー  任天堂 GBC。ゲームボーイの上位互換機。専用ソフトのみ32,768色中最大56色表示される。それ以外はモノクロ4階調に対して4-10色が自動的に割り振られる。なお、ポケモンなど一部のソフトは専用配色が用意されている。液晶にシャープが開発した反射型カラー液晶「スーパーモバイル液晶」を採用している。
1998 P ネオジオポケット  SNK NGP。ネオポケ。対戦型格闘ゲームでの使用を考えられた作りとなっており、十字キーではなくメカニカルスイッチのジョイスティックが採用され、1998年グッドデザイン賞を受賞した。内蔵サフトに時計・カレンダーがある。任天堂のゲームボーイへの対抗機であり、「I'm not BOY. 誰だってBOYを捨てるときがくる」という挑戦的なキャッチコピーを採用したCMが打たれた。発売前に5ヶ月後にカラー版を発売すると発表したり、販売戦略に迷走が見られる。
1999 P ワンダースワン  バンダイ WS。企画・開発にコト社が関わっており、同社は任天堂のゲームボーイを制作した横井軍平氏が任天堂退職後に起業した企業である。内蔵したEEPROM(不揮発性メモリ)に持ち主の名前・生年月日・血液型といった個人情報を記録できる。また、本機は横長型であるが、ソフトによって縦に持ったり斜めに持って遊ぶことも考慮されている。そのことから主流であった十字キーではなくボタンが4つあるタイプのものとなっている。対抗機はゲームボーイカラーやネオジオポケットカラーであるが、価格で勝負したためモノクロ仕様での発売となった。
1999 P ネオジオポケットカラー SNK NGPC。ネオジオポケットの上位機種。その名の通り、4096色中146色表示のカラー化されている。
1999 P NEWネオジオポケットカラー  SNK NNGPC。ネオジオポケットカラーの小型廉価版。ネオジオポケットカラーからわずか7ヶ月で発売された。
2000 T ピカチュウNINTENDO64  任天堂 ピカチュウが印刷された64の同一性能機。
2000 T PS one  ソニー 小型PlayStation。専用のモニターも発売され、旅行に持っていけるCMで話題となった。
2000 T PlayStation 2  ソニー PS2。PS1の次世代機。史上最も売れたゲーム機。ゲーム機をマルチメディア化(DVDプレーヤー等)し、世界的注目を集めた。
2000 T CX-1  セガ ドリームキャスト一体型テレビ。フジテレビジョンが企画・発売し、株式会社スマートエックスが開発。
2000 P ワンダースワンカラー  バンダイ WSC。ワンダースワンの上位機。モノクロ仕様であったワンダースワンをカラー液晶に変更したもの。STN液晶を採用しており、TFT液晶に比べると激しい場面転換において残像が残りやすい。「ファイナルファンタジーシリーズ」が初めて移植された携帯ゲーム機である。
2001 T ニンテンドーゲームキューブ 任天堂 GC。NINTENDO64の次世代機。開発コード「ドルフィン」。任天堂の竹内玄洋がNINTENDO64の弱点にゲーム開発が困難だったことを挙げ、その改善のため安定したスペックを搭載したと述べており、アピールには「スーパーマリオ128」という128人のマリオがAIで様々な動きをするデモ映像を流した。
2001 P ゲームボーイアドバンス  任天堂 GBA。ゲームボーイの次世代機。これまでは縦型であったが、GBAでは横長になった。下位互換性があり、これまでのゲームボーイ系ソフトを使用することができる。同社のスーパーファミコンを上回る性能で、スーファミの移植作品が多く発売された。
2002 T Xbox  マイクロソフト 箱。ロゴは「XBOX」とすべて大文字で、コードネーム「X-BOX」がそのままハード名となった。一般の個人向けPCとほぼ同じ部品が使われている。PS2に圧巻された家庭用エンターテインメント市場に危機感を覚え参入。
2002 P スワンクリスタル  バンダイ SCr。ワンダースワンカラーの上位機。欠点であったSTN液晶からSTN液晶に変更された以外で性能に対して変更はなく、専用ソフトも無い。バンダイ最後の携帯ゲーム機である。
2003 T iQue Player  任天堂 中国向けNINTENDO64。据え置きではなく、ゲームをダウンロードしたメモリを挿したコントローラーを直接TVに繋いで出力する。当時、中国で据え置きゲーム機が規制されていたこと、海賊版が横行していたことを受け開発された。
2003 T Panasonic Q  任天堂 ゲームキューブ互換機。DVDプレイヤーが搭載されている。松下電器(現パナソニックが発売。
2003 P ゲームボーイアドバンスSP  任天堂 GBASP。ゲームボーイアドバンスの上位互換機種。四角い折り畳み式となったことで横長型では無くなり、2003年度のグッドデザイン賞を受賞している。ゲームボーイシリーズ初の充電式電池を採用し、フロントライト付き反射型TFTカラー液晶により視認性が大きく向上した。従来のゲームボーイシリーズの互換性を持つが、カートリッジが従来と違い下から挿す仕様になったことで、傾きセンサー内蔵カートリッジが正常に反応しないといった欠点がある。ゲームボーイ・ゲームボーイカラーソフト対応機種としては最後のハード。
2004 T PlayStation 2 slim  ソニー SCPH-70000シリーズ。軽量化、薄型化されたPlayStation2。
2004 P ニンテンドーDS  任天堂 NDS。開発コード「Nitro」。DSは「Dual Screen」の略。「Developers' System」の意味もある。GBAの実質次世代機に当たるが、任天堂は別ラインであるとしており、事実GBAの次世代機に「アイリス」というコードネームのゲーム機が検討されていた。折り畳み2画面式、下部のディスプレイはタッチパネルと当時かなりの異彩を放った。音声認識やすれちがい通信など、従来とはまったく違った機能を搭載することで、ゲーム離れを解消し、新たな層を獲得する狙いがある。当時の「ゲーム脳」などのマスコミが広めたイメージを払拭するため、ソフトも教育・料理レシピ・データベース・お絵描き練習など、ゲームをしない層をターゲットにしたものが多く発売された。
2004 P PlayStation Portable  ソニー PSP。PSP-1000。PlayStation10周年記念のゲーム機であり、コンセプトは「21世紀のウォークマン」。スマートフォンのように、ゲーム機以外の機能が非常に充実しており、インターネットや映画・ラジオの視聴、メディアプレイヤーとしての利用など、様々な利用がされた。
2005 T Xbox 360  マイクロソフト 箱〇。Xboxの次世代機。開発コード「Xenon」。360とは360度全てのエンターテインメイト体験を意味している。
2005 P ゲームボーイミクロ  任天堂 GBM。GBmicro。ゲームボーイアドバンスの小型版。従来のアドバンスやSPと違い、ゲームボーイアドバンス専用ソフトしか対応していない。さらに液晶はフロントからバックライトになったことが明るくなったが画面サイズが小さくなり、従来の周辺機器もほとんど使えないうえ、SPより値段が高い。先にファミコンをGBAソフトに移植したファミコンミニシリーズが発売されたこと、スーパーマリオブラザーズ発売20周年に発売されたこと、カラーバリエーションにファミコンカラーがあること等を踏まえ、当ハードはマリオを持ち歩いて遊ぶといったイメージが強調されていた。
2006 T Wii  任天堂 ゲームキューブの次世代機。開発コードネームは「Revolution」で、型番にはコードネームが取られた「RVL」がついている。減少した日本のゲーム市場を拡大するため、ゲーム離れした層をターゲットに開発された。Wiiという名前の由来はWeであり、「家族の誰もが楽しめる」というコンセプトが込められている。コンセプトを実践した例として『Wii Sports』『Wii Fit』が挙げられ、合わせて世界で1億本売れるほどの大ヒットとなった。テレビに取り付けるセンサーバーと、各種センサーを搭載した縦長のリモコン型のコントローラー(名称もリモコン)を主に使用する。
2006 T PlayStation 3  ソニー PS3。PS2の次世代機。元の名称は「PLAYSTATION 3」。容量違いのモデルが様々存在している。ブルーレイディスクを採用し、BDプレーヤーとしても使用可能。非常に高スペックであったが、その性能を引き出すには専門的な技術を要し、サードパーティのソフトウェア開発は苦戦することとなった。内蔵ソフトにPS3の代名詞と言える「PlayStation Home」があり、ユーザーは自分のアバターで仮想空間へログインし、様々な企業が提供するオリジナルのラウンドと言われる専用サーバーで他プレイヤーと交流し遊ぶことができた。ソーレソレソレ。
2006 T Let's!TVプレイCLASSIC  バンダイ 1機種に2本ゲームが収録され、テレビと繋げることでゲームができる。4機種発売されている。収録されたゲームにはナムコとタイトーのゲームで、「ドルアーガの塔」や「ゼビウス」などがある。
2006 P ニンテンドーDS Lite  任天堂 NDSLite。ニンテンドーDSの上位機種。中国ではiQue DS Liteという名前。小型版であるが、液晶や電源などあらゆる面で性能が向上している。
2007 T Xbox 360 エリート  マイクロソフト Xbox360の上位モデル。HDMI端子と120GBを搭載。
2007 P PlayStation portable-2000  ソニー 初代PSP「PSP-1000」の薄型機。テレビ出力を搭載し、メインメモリの拡張など基本機能が向上している。
2008 P ニンテンドーDSi  任天堂 DSi。ニンテンドーDS Liteの上位モデル。名称である「i」には3つの意味があり、人・私(自分自身、マイDS)・DSにeye(カメラ)を指している。カメラ機能・SDメモリーカードスロット・内蔵メモリなど、追加されたものは様々あるが、最大の特徴はインターネットショップを利用するダウンロード専用ソフト「ニンテンドーDSiウェア」である。電卓やメモ帳、パズルゲーム・カードゲームなど容量をあまり使わないミニゲームのようなものが配信された。
2008 P PlayStation portable-3000  ソニー PSP-2000の上位機。液晶ディスプレイや基本機能が上昇したほか、マイクが内蔵されたことで、単体でSkypeなどの通話アプリを使用することができるようになった。
2009 T PlayStation 3 slim  ソニー CECH-2000シリーズ。薄型PS3。専用スタンドを使用しての縦置きが採用された。表記が「PLAYSTATION」から「PlayStation」に統一されたのもこのモデルからで、ロゴも全世代のものを強襲したものに一新されている。2000点以上もの部品点数の削減により大幅なコスト削減に成功している。
2009 P ニンテンドーDSi LL  任天堂 DSi LL。Dsiの大型版。北米・欧州では「Nintendo DSi XL」。画面を約2倍の4.2インチに拡大、さらに視野角を広げることで「プレイしている人だけでなく、まわりの人も一緒に遊べる初めての携帯ゲーム機」として発売した。
2009 P PlayStation Portable go  ソニー PSP go。PSPのダウンロードソフト専用モデル。UMDドライブを省き、ボタンなどの操作系統をスライド式で隠すことで、本体の大幅な小型化に成功している。コンセプトは『様々なコンテンツをより手軽に持ち出せる』。新たにBluetoothにも対応し、マルチメディアプレイヤーとしても進化している。
2010 T Xbox 360 S  マイクロソフト Xbox360エリートの上位モデル。250GBHDDを搭載、CPUを強化、熱対策が施されている。
2011 T Wii Family Edition  任天堂 廉価版Wii。米国・欧州で発売された。GCとの互換が排除されている。
2011 P ニンテンドー3DS  任天堂 3DS。ニンテンドーDSシリーズの次世代機。コンセプトは「持ち歩く、響きあう、毎日が新しい」。Wiiと同程度の性能を誇り、スライドパッドやモーションセンサー・ジャイロセンサーと言った操作性の向上、さらに3Dカメラや視差を利用した立体視機能がある。ニンテンドーeショップによりソフトのダウンロード機能が標準となった。
2011 P PlayStation portable-E1000  ソニー 欧州限定販売の廉価版PSP。無線LANが廃止され、厚みもPSP-1000並にある。
2011 P PlayStation Vita  ソニー PS Vita。PSPの次世代機。Wi-Fiのみ対応のものと、3G/Wi-Fiモデルの2種類がある。特徴としてはPS3にも匹敵する携帯機としては異例のスペック、携帯機として初の有機ELディスプレイの採用、背面タッチ、PS3との連携による各種機能「cross platform feature」などがある。名称の「Vita」とは「Life」のラテン語であり、「エンタテインメントと現実の境界を越え、日々の生活そのものを遊びに変えていきたい」という想いが込められている。
2012 T Wii Mini  任天堂 小型版Wii。カナダで発売された。
2012 T Wii U  任天堂 Wiiの次世代機。任天堂初のHD出力対応機。テレビを使わなくていい据え置き機で「ホームコンソール型ハード」と称している。「Wii U GamePad」と言われる液晶ディスプレイを搭載したコントローラーを使用し、地図などを見るためにゲームを止めず、それらを見るためにメイン画面を見ることができないといったゲーム体験を提供した。また、Wii U本体から無線通信を行うことで、GamePadのみでゲームをプレイすることができた。
2012 T PlayStation 3 Super slim  ソニー CECH-4000シリーズ。超薄型PS3。CECH-2000から3年ぶりのフルモデルチェンジがなされた。間に計量モデルのCECH-3000が発売されたが、それよりさらに25%もの軽量化がされている。のちに映像コンテンツ保護規格であるAACSに対応したCECH-4200を発売している。
2012 P ニンテンドー3DS LL  任天堂 3DS LL。3DSの大型機。DSi LLと同様のコンセプト。
2013 T PlayStation Vita TV  ソニー PS Vita TV。据え置き型PSVita。PS3やPS4の専用コントローラーを繋ぐことができる。
2013 T Xbox 360 E  マイクロソフト Xbox360 Sの上位モデル。サイズ・動作音を改良。
2013 P ニンテンドー2DS  任天堂 2DS。3DSの廉価版。折り畳み式ではなくなり、平面の板上に2画面とボタンを配置したような形になった。また、立体視による3D機能が無くなり、スピーカーもステレオからモノラルとなっている。一見2画面に見えるが、1枚のディスプレイであり、使わない部分をカバーで隠すことで2画面に見せている。米国任天堂のレジー・フィサメィ社長いわく、乳児への立体視を配慮した入門用モデルである。販売地域は3DSの価格が高いとされた地域になっている。
2013 P PlayStation Vita-PCH2000  ソニー PSP Vitaの薄型モデル。軽量化され、バッテリーが強化された。有機ELディスプレイではなく液晶ディスプレイが採用され、3Gモデルは無く、Wi-Fiモデルのみの販売となった。
2014 T PlayStation 4  ソニー PS4。PS3で欠点とされたゲーム開発のしやすさを重点に置き開発された。
2014 T Xbox One  マイクロソフト Xbox360の次世代機。日本以外では2013年に発売。
2014 P Newニンテンドー3DS  任天堂 New 3DS。ニンテンドー3DSの上位互換機。基本性能が向上しているほか、Cスティック、ZL・ZRボタンが追加されている。またNFC(近距離無線通信)が追加されたことで、amiiboの読み書きが可能となった。専用ソフトとして「ゼノブレイド」がある。
2014 P Newニンテンドー3DS LL  任天堂 New 3DS LL。3DSの大型版。コンセプトはDSi LLと同様。
2016 T PlayStation 4 Pro  ソニー PS4のハイエンドモデル
2016 T PlayStation 4 slim  ソニー PS4の廉価版。薄型PS4
2016 T Xbox One S  マイクロソフト XBOX ONEの小型版。
2016 P Newニンテンドー2DS  任天堂 New 3DSの廉価版。立体視機能が削除されている。ニンテンドー2DSとは違って折り畳み式である。
2017 T Nintendo Switch  任天堂 Wii Uの次世代機。コードネーム「NX」。本体はドックに接続することでTV出力で据え置き機となり、ドックから取り外せば本体部のディスプレイと左右に取り付けられたコントローラー(Joy-Con)を用いて携帯ゲーム機として扱える。また、本体部からコントローラーを取り外した状態で操作することで、本体を小さなディスプレイとする「テーブルモード」もあり、計3形態でゲームをプレイすることができる。Switchの総合プロデューサー小泉歓晃氏いわく、テーマは「24時間、いつでもどこでも誰とでも」。
2017 T Xbox One X  マイクロソフト XBOX ONEのハイエンドモデル。
2017 P Newニンテンドー2DS LL  任天堂 New 2DS LLの大型版。
2019 T Xbox One S All Digital Edition マイクロソフト Xbox One Sの廉価版。
2019 P Nintendo Switch Lite  任天堂 Nintendo Switchの小型廉価版。Nintendo Switchを小型化し、コントローラーを一体化させたモデル。特徴的なシステムであるドックへの接続が非対応であり、外部モニターへ接続できない。また、テーブルプレイも同様に不可となっている。それらのモード専用ソフトである「リングフィット アドベンチャー」など一部のソフトに未対応。
2020 T Xbox Series X  マイクロソフト Xbox360の次世代機。過去世代である初代Xbox・Xbox 360・Xbox Oneとの後方互換性を持つ。さらに月額850円で100以上のタイトルをプレイし放題となるサービス「Xbox Game Pass」と連携する。
2020 T Xbox Series S  マイクロソフト Xbox360の次世代機。Xのディスクレス版であり、高性能機でありながらSwitchと同価格帯を実現している。さらにその大きさも6.5cmx15.1cmx27.5cmと、Switchに迫るサイズを実現した。4Kはサポートしていない。発売日前に値段をリークされたが、それを逆手に取り市場の反応を見て税別3万2980円から2万9980円に値下げした。
2020 T PlayStation 5  ソニー PlayStation4の次世代機。PS4Proが疑似4Kだったのに対し、正式に4Kに対応した。120FPS・120Hzにも対応し、アップデートで8Kにも対応。さらに今まで課題だったロード時間をカスタムSSDを採用することで、PS4の100倍にまで実現するとSIEのマーク・サーニー氏が述べている。PS4と違い日本も発売日がアメリカと同じであり、決定ボタンが×に統一となったことなど、よりグローバルなゲームハードと言える。

参考・関連文献

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