ゲームをやる意味、その理由と目的。本当に意味が無いのか?

2018年11月17日

ゲームをやる理由ですか?

私がやる理由は「楽しくて面白いから」です。

ゲームが世に誕生して幾星霜、ゲームのプレイ理由が「面白いから」だけに留まらなくなりました。
そんな中、ゲームをやる意味が分からなくなってきたという人も多いでしょう。

今回はそんな、人がゲームをプレイする理由について語っていこうと思います。

なぜ人はゲームをするのか

ゲームをやるきっかけってなんでしょう。

きっとそれは「楽しそうだな」とか「面白そうだな」という所から始まったのではないでしょうか

それは例えどんなジャンルであっても、テレビゲームでも鬼ごっこや砂遊び、友達同士で作りあった遊びであっても変わらないはずです。

私のように物心ついたときからゲームをプレイしていた人でも、初ジャンルや初タイトルに触れるときは「なんだか面白そう」という理由から始まります。

無論例外は存在しますが、ゲームは「楽しくて面白いもの」というのが大前提として存在しているのです。

ゲームの魅力とは

記事を分けようかと思ったのですが、魅力はゲームをする理由と切っては離せないため記述することにします。

この世には様々なエンターテインメントがあります。
映画や小説、漫画などのような空想に人々は想いを馳せます。

ゲームはそんな空想をこの身で体験することができるのです。

スポーツなどのように自分の体で体験するものはありますが、それらは現実です。
この世に存在しえない空想を体験できる唯一無二のエンターテインメントこそがゲームなのです。

このような空想体験を行わせてくれる施設などもありますが、実現がとても難しく数は多くありません。
例えば、かの有名なディズニーランドは徹底した現実の排除により人々をファンタジーの世界に誘い魅了します。

ゲームはそんな体験を、様々なシチュエーションで、いつでもどこでも体験できるのです。

剣と魔法のファンタジーやホラー映画のような世界観、海や山などのレジャー、古代遺跡や美しい秘境、懐かしい昔の時代、はたまた近未来など、ゲームは全てを叶えてくれます。

やってみたいと思う体験を検索してみましょう。

必ず叶えてくれるゲームがあるはずです。
廃墟探索や農業などの職業体験、スーパーヒーローになって街を飛び回ることだって出来るのです。

そういった人々の想像力に飛び込むような「未知なる体験」こそがゲームの根源的な魅力だと私は感じています。

ネットによって多様化した「ゲームをする理由」と「ゲームの魅力」

ネットが発達したことによってゲームはさらに多様化しました。

例えば、ゲームの魅力は個人の体験だけでなく、他人とのコミュニケーションにも大きく伸びていくことになります。 ゲームがネットに繋がることにより、様々な人々と競い合い、触れ合い、親しくなれます。

かつてはゲームセンターや友達の家など、特定の場所でしか行われなかった他者とのふれあいがより身近になったのです。

これはゲームをする理由にも影響を与えました。

ゲームを通して他人と繋がることが目的の一つとなったのです。
これはゲームが「目的」から「手段」になったということです。

一例として、SNSや動画投稿サービスなどでのゲームの扱われ方が分かりやすいでしょう。

友達を増やすため・自己を広めるため、Youtubeやニコニコ動画などネット上の様々なサービスを利用し、ゲームを装置の一つとして取り組むことで他者との繋がりを広げていきます。

これは悪いことではなく、あくまで「多様化」したと言えるでしょう。

デメリットも存在しますが、ゲームとソーシャルネットワークの組み合わせは新たなゲームの可能性を模索し、Ingress・ポケモンGOなどのように現実世界と直接繋がるようなゲームも産まれてきました。

そしてそれらもまた「楽しくて面白い」のです。

eSportsやプロゲーマーの誕生によって変化した「ゲームをする意味」

ゲームをやる意味の一つとして「プロ」が誕生しました。

ゲームをやる」という行為がいよいよ「遊び」から「仕事」へとなったのです。

ゲームをやる意味に「お金を稼ぐ」が追加された瞬間です。

この「ゲームをやることでお金を稼ぐ」という行為は、プロゲーマーに属される人達以外でも行われています。

間近だとゲーム実況者でしょう。

ゲーム動画に広告を貼ったり、有料会員専用の動画などを作成することでお金を稼ぎます。
このゲーム実況者の多くは元々稼ぐつもりはなく学業や仕事の傍らの趣味でした。

最近では、元からメディア露出が仕事である芸能人のよゐこや有吉さん、タレントの結さんなどもゲームをプレイして、それを人に見せることでお金を稼いでいます。

ゲーム実況者は、「ゲームする」という行為そのものを見せることでお金を稼ぎます。

対してプロゲーマーは今のところ、FPSやMOBA、格ゲーならばランキング一位、MMOなどのネットゲームならば高難易度ダンジョンの最速攻略を目指します。

つまり、「ゲームの上手さ」を売りにしています。

では、彼らがゲームをやる目的は何でしょう。

お金を稼ぐため? 仕事だから?

今の時代ならばそういった目的の人も少なからず居ると思いますが、ゲームで稼ぐという概念の登場前からやっていた人達は違います。

ではなぜプレイしているのか? それはやはり、ゲームをするという行為が楽しいからでしょう。

多様化したがゆえに、ゲームは楽しいだけでは無くなった

ここまでの話をぶっ壊すような話になりますが、ゲームは様々な進化を遂げ、プレイする側も多様化しました。

それによって、ゲームをしている時が必ずしも楽しいとは言えなくなったのも事実です。

人と競い頂点を目指せば苦しい時もあり、スランプにも陥ります。
人と繋がれば人間関係が上手くいかない時もあります。

楽しくないならばやる必要はありません。
人気やお金を稼ぐ手段だって、ゲーム以外にもいくらでもあるはずです。

それでもゲームをするのはなぜか?

きっと、ゲームの根源に「楽しくて面白いもの」があるからだと思います。

ゲームの本質がエンターテインメントなのですから、途中に訪れる苦しさなど、面白さを際立たせるスパイスでしかないのです。

結論:ゲームは「必要」なのか?

強いて言えば、必須ではないですから必要は無いでしょう。

ですが、人間は必要がないことに喜びを感じる生き物です。

日々の食事は栄養だけ取れれば問題ありません。
ですが、より美味しいものを食べたいですよね。

人間にとってメンタルはとても大事です。

現代は精神病がとても盛んですし、精神が豊かになればスポーツや勉強にだって良い影響を及ぼすのは科学的に立証済みです。

少し違いますが、東大生プロゲーマーのときど氏も「ゲームをやりたいから勉強できた」と言っていたほどです。

もし、「面白そうだな」「楽しそうだな」と少しでも感じるならば、ゲームは貴方にとって人生を楽しくしてくれるものになってくれるはずです。

-ゲーム-コラム