ケロブラスターのプレイ感想。ゲームとはこうあるべきが詰まっている【レビュー】

2018年10月8日

「ケロブラスター」というゲームをプレイしました。

開発はあの有名な「洞窟物語」を作成した開発室Pixelです。

iOS版とPC版の両方が出ています。

ケロブラスター(公式)

KeroBlaster (Steam)

オーソドックスで堅実な2Dシューティング

開発Pixelが最初から商業用として作成しただけあり堅実な出来になっています。

基本的にはオーソドックスなステージクリア型の横スクロール系のシューティングアクションゲームです。

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小ぶりな作品ながら、魅力がギッシリと詰まっており最初から最後まで楽しく気分よくプレイすることができました。

ゲームを構成する魅力の数々。ゲームとはこうあるべき

洞窟物語をプレイしたことがある方なら分かると思うのですが、操作感にまるでストレスがなく、操作していてとても気持ち良い体験となっています。

最初に2Dマリオをプレイした時のような感覚ですね。

武器もいくつか種類があり、ステージ進行と共に増え、どんどん鍛えることができます。

武器の切り替えもスムーズでサクサクステージを攻略していくのがとても快感です。

本当にこのストレスフリーな操作感は理想的な2Dゲームだなと感じます。

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またBGMもとても魅力的なんですよね。

レトロ感があるのに古臭くなく、ファンタジーともSFチックともいえない独特で軽快なBGM。

それでいて戦闘曲のシリアスかつ熱い盛り上がり、コミカルで少し狂気の混じる場面など様々な場面を演出してくれます。

かの洞窟物語をBGMを聞かせるためにゲームを作ったというだけあって、他では聞けない本当に素晴らしい独特な世界観のBGMです。

どういう感じかは公式から洞窟物語のBGMを無料で落とせるので是非とも聞いてみてください。

こちら】のページ、2002年の真ん中のアイコンからBGMをDLすることが出来ます。

そしてやはりストーリーも欠かせません。

開発室Pixelの描くストーリーやキャラクター達はとっても可愛らしいんですよね。

それでいて不思議な世界観で、基本はコメディチックなのにシリアスで不気味な雰囲気を併せ持ちます。

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今作ももちろんそうで、主人公のサラリーマンカエルや同僚のピンクOLさんなど可愛らしく魅力的なキャラクター達が物語を演出します。

(個人的に社長の猫さんが好きです)

公式から開発Pixelで過去に描かれた漫画も落とせるので、興味がある方は是非とも読んでみてください。

とても可愛らしくて面白いですよ。

こちら】のページ、2002年右のカエルアイコンからDLできます。

ストーリー自体は主人公が敵を排除していくというシンプルなもので、長々と話が展開される訳でもありません。

それなのに、段々と感じる違和感、少しずつ不気味な様相を見せる展開、コミカルで可愛らしいキャラクター達のやりとりなど、ほどよい刺激で飽きさせません。

しいて難点を挙げるならば

短いですよね。短い。

武器種やシステムなども小粒ですぐにカンストします。

さくっとノーマルモードをクリアするのに3時間程度です。

これで980円は少々高く感じるかもしれません。

元々iPhoneアプリ用に開発されていたこと、商業用としてレベルデザイン等を煮詰めに煮詰めた丁寧に作られたゲームであることを考えると仕方がないところはあります。

ここらへんの裏話は製作者のツイッターなどで伺い知ることができます。

今では追加ストーリーを楽しめるハードモードが実装されており、合わせて10時間以上はプレイできるのでボリュームは少し改善されています。

洞窟物語が大作だっただけに、この楽しい時間をもう少し味わいたいとなってしまいますが、それだけ面白いゲームだという事でもあります。

興味がある方はぜひプレイしてみてください。

Steamで980円、セールだともっとお安くなりますよ。

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