『星樹の機神 ユニティユニオンズ』レビュー。ファンタジーだって防衛してみたい【評価・感想】

星樹の機神 ユニティユニオンズのタイトル画面

本作は同人ゲームサークル「電猫遊戯」さん制作のハクスラTPS。

軽めのアクションゲームがしたいなと思いSteamで購入。

魔法のハクスラという発想

本作は様々な魔法を切り替えながら大量の敵をなぎ倒してステージクリアを目指していくゲーム。

ちなみに主人公は名前が当時ちょっと話題になってしまったコロナちゃん。

ゲームとしては非常にシンプルだが、それゆえにずっとやっていられる中毒性がある。

軽快なグラフィックで可愛らしいキャラクターを操りつつ派手な魔法をばらまいていくのはなかなか楽しい。

1ステージもそれほど長くはないのでダレることはないし、ゲームオーバーで長い時間を無駄にするということもあまりないので気軽にチャレンジできる。

ただ欲を言うと、大型の敵などそれなりに燃える展開があるだけに回避アクションなど戦闘が盛り上がる操作がもう1つ欲しかったように感じる。

また「ハック&スラッシュTPS」というジャンル名が表すように、ハクスラがメインコンテンツなのだが、ステージで手に入るのは魔法が込められた魔法の杖やアミュレットとなる。

同じ系統の魔法でもバリエーションが豊かで、この魔法がもっとこういうのだったら良いのになと思ったものが用意されていたり、思いもよらない変化が加えられているものを拾ったりできるので色々試してみるのが非常に楽しい。

いきなり「金緑石の杖」というダメージが5000を超える魔法を拾ったのは非常にテンションが上がった。他の魔法は軒並みダメージ3桁前半なので一瞬目を疑ったし、実際ボスクラスでも序盤なら一撃なのでまさにチートクラスの大魔法。

激レアなのかと思わず検索してしまった。レア度がある訳ではないので実際にはレアなのかは分からないが、ゲーム後半でも類似魔法はほぼ出なかったので本当にレアなのかもしれない。

ドロップにときめくこの一瞬こそハクスラの醍醐味だ。

とはいえ、「金緑石の杖」はこのクールタイム1分で装弾が1発と非常に重い。枠が常に1つ潰れているようなものなので道中が厳しくなり、実際はそこまで強すぎるという訳ではない。こういった組み合わせのジレンマもこのゲームの楽しみの1つ。

うっかり名前を出しているが、某防衛軍のように大量の敵が押しかけてくるので、クールタイムや弾と敵の相性を見極めながら魔法を使っていくのが楽しい。

杖だけでなくアミュレットには3種類の大魔法とも言えるド派手な必殺技が装填されており、しかもわりと小まめに使えるのでストレスなく大魔法使いプレイを楽しめる。

さらに魔法同士は合成することで特性を引き継がせることができるので、新しい魔法が出たときに微妙な特性だからダメだったと落胆することはない。

また、本作の特徴の1つとして、ミニオンというNPCの生成をリアルタイムに行うものがある。近接・射撃・防御・回復の特徴をもつNPCを産み出し仲間として携えることができ、どれも非常に強力なので頼もしい仲間となる。

かなりの量を呼び出せるので下手したら敵より多い場面があり、冒険が心細くない。

しかし操作はわりと曲者。呼び出すだけならいいが、強化もリアルタイムで行う必要があるのでかなりワチャワチャする。最初にある程度どういう割合でミニオンを練成するか決めておくといいだろう。

おすすめは回復5・近接5・射撃10ぐらいの割合。少なくとも低難易度ならこれで困ることはないはず。

ストーリーは王道で巨大ボス戦などしっかり熱くてゲームのフレーバーとしてちょうどいい。

同社の「星樹の機神」シリーズと世界観を共有しているが、前作「プラネットルーラー」とはまったく別のゲームであり、ストーリー的にもこのゲーム単体でまったく問題無い。

ちなみにボイスは台詞に合わせて短いものが再生されるパターンのもの。なので「こんなことも知らないのか」と連続で煽られたりする。

ネタバレ回避のため一部クエスト名は避ける

ちなみにストーリークリア自体はほんの2時間程度とあっさりしている。正直いうともう少しボリュームが欲しかったというか、後半の盛り上がりはかなり好きだったので、もう少し会話や展開に膨らみをもたせて余韻が欲しかったように感じる。

しかし、クリア後にはしっかり後日談的なクエストが用意されており、難易度も解放されるのでハクスラを楽しむ分にはボリュームはしっかり確保されている。

ファンタジーな世界観でハクスラをちょっと楽しんでみたい際にはおすすめのゲームだ。

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