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『ギルティギア ストライヴ』βテスト感想・レビュー。前作と比較するな。忘れろ。これは新たな格ゲーだ【GGST】

2020年4月23日

こんにちは。マスティ(@masty_cafe)です。

このたび『GUILTY GEAR -STRIVE-』のクローズドβテストに当選したので、ガッツリ楽しんできました。

筆者は大変楽しめた自覚があるのですが、賛否両論あるのもまぁ分かる。という感じだったので、その想いをここに書き連ねておきますね。

地上戦が超熱い! 画面端に叩きつけぶっ壊せ!

GGSTの対戦画面。カイとメイ
より進化したグラフィックス。従来よりキャラクターが大きくなり、キャラとキャラが近くなった。

とにかくゲームシステムが横に横に、特に地上で横に向かって突き進むようなシステムになっています。

例えば、従来であれば、ひとたび空中カウンターを取られるとそこからお手玉が発生し、バスケとも揶揄されたアークお得意の長い長いコンボが始まりました。

しかし本作では、空中ヒット時、横に吹き飛ぶような補正が強烈にかかり、画面端まで一気に吹き飛んでいくことで長いお手玉コンボが抑制されています。

それに加え、空中ダッシュの出だしが遅くなり、かつ距離が短くなることで空ダからの差し込みが弱くなっていたりと空中機動にも制限がかかっているのです。しかし、空中ダッシュ自体は依然早く、地上攻撃の隙が大きいので、空振りに対して差し込むことは容易くなっており、ギルティ特有の空中の楽しさも失われてはいません。

ギルティギアストライヴの壁破壊
一定以上のダメージで壁が破壊され状況がリセットされる。壁コンの迫力はシリーズ随一!

また、最大の特徴である「壁の破壊」

これはある程度、画面端で相手を攻撃を加えることで壁にヒビが入っていき、一定ダメージで壁が壊れ、お互い中央からやり直しになるというシステムです。

これが結構面白くて、壁に叩きつけられるとダメージやHP量によって壁への張り付き時間が変化します。これによって結構コンボのアドリブが利くので、わりと適当なコンボでも大ダメージを狙えます。

逆に言えば大ダメージを狙うには壁を破壊する必要があるので、ギルティギア特有の「俺ずっと防御しかしてねぇ!」とか「どこで抜ければいいのか分からねぇ!」っていう状況がないのが最高に良いですね。

なんせ分からなくても状況がリセットされるのですから。

これまでに無い圧倒的な打撃感! スピーディな殴り合い!

GGSTのカイのダイアエクラ
画像はカイの新技ダイアエクラ。近距離戦コンボの要となる

まず目を見張るというか、実際にプレイしてみて思ったのが「殴り合いが超楽しい!」ってことなんですよね。

動画で見ていた分には「なんだ。意外とギルティギアしてるじゃん」って感じだったんですが、実際にプレイしてみると「完全新作の格ゲーだこれ。こんなゲームしたことねぇ!」っていう感じに興奮できます。

従来のギルティギアって良くも悪くもコンボゲーだったので、一撃一撃はそれほどヒットしても気持ちよくなかったんですよね。シリーズの魅力の1つとして、ガトリングコンビネーションから複雑なコンボ → 読み切れない起き攻めや固めが目玉なところは正直あったと思います。

そして今作『ギルティギア ストライヴ』は一撃一撃がめちゃくちゃ気持ちいいんですよ!

操作感は見た目より軽快で、ダッシュ・投げボタンがあるおかげで全体的な操作も簡単になっている印象です。コンボも非常に繋ぎやすく、アドリブでも結構ダメージが出ます。

私は前作GGXrd rev2ではカイ使いで、シリーズ通してソルってあまり触ってこなかったんですが、そんな私でもこれぐらい簡単に出せます。

根性値的なものが非常に高いので、HP後半はかなり削れる量が減るのですが、それでもかなりのお手軽大ダメージです。

全キャラ共通してS→HS→必殺とか、単純かつ分かりやすいガトリングルートに絞られており、難しい起き攻めとかがあまりできません。そしてガトリングがまた気持ちよく繋がるので、プレイしていてテンションめっちゃ上がるんですよね。

ゲームスピードも、全体的にGGXrdからさらに下がっているはずなんですが、キャラが近くなり、コンボが派手に、全体の攻防が分かりやすくなったことでむしろ戦闘の体感はよりスピーディに感じるようになりました。

全体的に攻防がとても分かりやすくなっていながら、適当に攻撃を振っていると危ないっていう戦闘の駆け引きも失われていないので、戦っていてとても緊張感と爽快感があって楽しいんですよね。

とにかく気持ちいいので是非とも触ってみてほしいです。

ボーカルかっこよすぎ! 対戦が楽しすぎる!

今作、確認してる限りでは戦闘BGMが全てボーカル入りなんですが、本当どれもこれもめっちゃくちゃカッコいいです。

私のイチオシは「Fight Like a Tiger」で、もうほんとあほみたいにカッコいいです。脳汁ドパドパ出ます。

トレイラーでよく流れる「Smell of the Game」もめっちゃくちゃカッコいいですねぇ。もちろん戦闘中に流れるので、もううぉぉぉぉおおお!!! って気分でガンガン戦えます。

戦っていてこれ以上気持ちいいゲームある? ってレベルですよ本当に。

BGMの動画自体は公式のものが無さそうなのでURLは貼るのを避けますが、私の対戦動画を代わりに置いておきます。

最初数戦は慣れないソルを使ってボッコボコにされてますが、雰囲気は伝わるかと。

ロビーはβ時点では機能しておらず、コンセプトが分からない

GGSTのロビー
ロビー内。奇をてらったアバターにしたら思いっきり滑った

本作である意味一番話題となったのではないかと思われるのがこのロビーです。

とりあえず、クローズドβ時点では機能していませんでした。

グラフィック面も今までの3Dから2Dドットになったことで色々言われていたんですが、私はそれ自体は別に気にならなかったんですよね。

が、実際にロビーで活動してみると、まぁちょっと色々微妙ですね。

ロビー内で武器を構えている同士が接触するとバトル開始。それ以外にも任意で話しかけて対戦を申し込めるんですが、ラグいせいか武器を構えている人に接触してもバトルが始まりませんし、メニューからは一度も対戦できませんでした。

武器を構えて放置していると、接触していないにも関わらず、どこかのプレイヤーと対戦が始まるという具合で、クローズドβの貧弱なサーバーのせいだと思いますが、まるで機能していません。

キャラクター同士も重なってしまうので、人が大勢居る場合に個人がよく分かりません。

GGSTのロビーの塔
ロビーは実力によって階層が分かれる

また、ロビーはフロアが分かれており、実力に応じて階層が別れます。

ハッキリ言ってこれも意味不明で、こういうのはランクマッチの役割であって、ロビーは初心者とそれ以外で分けられているぐらいの方が良い気がするんですよね。

昨今の同じ実力者同士で対戦できないという声を受けてのことだと思うのですが、ちょっと微妙な気がしますね。

GGSTのアバター
アバターは自由度が高い

ロビー用のアバターはかなり自由度が高いです。

非常に多くのパーツを自由に弄れます。

上記の画像はβだし奇をてらおうとした結果、みんな奇をてらっていて滑った悲しいアバターです。

さすがにロビーを完全に作り直すのは難しいと思うので、厳しい意見が多く届いたと思いますが、なるべく快適になるようにふんばってもらいたいところですね。

これはギルティギアでは無いかもしれない。だが私は面白いと思った

GGSTのソル

前項でも述べていますが、ぶっちゃけ「ギルティギア」シリーズでは無いです。

見た目こそギルティギアですが、実際にプレイしてみたら分かります。これは完全新作のまったく新しい格ゲーです。

システム的にも壁破壊や、画面の狭さ、スピード感、PKからのガトリング削除、あしばらいへ繋がるガトリング削除などなど色々あるんですが、細かいこと抜きにコンセプトからしてこれはギルティギアを捨てたゲームだなって感じですね。

実際、シリーズ作成者の石渡さんも、続編としてではなくて完全新作として作ったと過去のインタビューで述べているんですよね。

石渡『GUILTY GEAR』の新作というよりも、アークシステムワークスとして新しい格闘ゲームを作ったというスタンスをこのタイトルでは強調していきたいと考えています。

『NEW GUILTY GEAR(仮題)』石渡氏と片野氏に聞く。続編ではなく“新しいタイトルを作った”というスタンス【TGS2019】

また、同インタビュー内にて見た目の難しそうというイメージを払拭し、よりシンプルに、そして奥深さを捨てないゲームを目指しているととも述べられています。

私は実際この通りになっていると感じました。

今までのシリーズをある意味で捨てている訳ですから、長年のシリーズファンからは賛否両論あるのは分かります。分かるんですよね。

しかし、もうギルティギアはあまりにも長すぎるシリーズで、世界的にも日本の古参プレイヤーには誰にも勝てなくなってしまっているのも事実で、新規なんて絶対望めない作品になってしまっています。

従来のシリーズを守りつつグラフィックも一新し、新規も狙うというのは前作GGXrdでやったことです。

ギルティギアはさらなる改革を求められていて、少なくとも私はこのゲームはそれだけの価値があるゲームだと感じました。

まとめ:もちろん不満も多いが、製品版がとても楽しみ

GGSTのチャージスタン
前情報では気になっていたチャージスタンも結構かっこよくなっている

『ギルティギア ストライヴ』のクローズドβテストの感想として、全力の殴り合いと立ち回りを楽しめるスタイリッシュな新作格ゲーとして本当に面白かったです。

もちろん不満は色々あります。例えば新しいUI。ゲージがシンプルすぎてステージによっては見づらいことこの上ないとか、ロビーとか、ゲームバランスとか、色々言いだしたらキリはないぐらいあります。

そこらへんはちゃんと1テスターとしてしっかり報告しておきました。

そしてそのうえで、本当に楽しみな作品だと思えたんですよね。

未プレイの方はぜひ、私のレビュー含め、あまりネット上の評判に左右されず新しいゲームを遊ぶつもりで楽しんでみてもらいたいです。

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