紙の攻略本の魅力。攻略本とはファン向け雑誌なのだ

2018年8月10日

皆さんは攻略本を読んでますか?

「攻略本? 攻略wikiで十分だろ」「攻略本に頼るとかありえない」

という方が今はほとんどではないでしょうか。

私は気に入ったゲームほど購入し、よく読みます。

ゲームを攻略するためではありません。

紙の攻略本にはとてもたくさんの魅力が詰まっているのです。

今回はそんな攻略本の魅力を、私の持っている攻略本をチラ見せしつつ、皆様にお伝えしたいと思います。

ファンブック並の情報量の多さ

これは意外に思われる方が多いかもしれません。

情報量でwikiや攻略サイトに勝るもの無しと思われている方が大半ではないでしょうか。

いえいえ、そんなことはありません。

攻略本はウイットの効いた考察・小ネタ・コラム・公式漫画が満載なのです!

一つの読み物、ファンブックとしても最高に面白いものになっているのです。

実際に私のお気に入りの攻略本から少し紹介させて戴きます。

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これは私物の武蔵伝の攻略本です。

今年は『ブレイヴフェンサー 武蔵伝』20周年記念動画なども発表されましたね。

参考ファミ通

なんとこの本367ページのうち、攻略は半分ほどしかないのです!

決して手抜きではなく、攻略部分も全キャラクターの行動パターンや全アイテムリストやマップまで丁寧に描かれています。

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ボスの行動パターンが事細かに記述されている

では、残りの半分は何なのか?

この攻略本の場合だと、製作者インタビューや設定資料、タイムアタックのコツや様々なバグ染みた小ネタなどが書かれています。

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公式系の攻略本だとこういった設定資料が載っていることがよくあり嬉しい

それだけでなく、本編でやや消化不良気味だった各キャラクターのエンディング後の後日譚をイラスト描き下ろしで載せています。

まさに本編をクリアした後に読むと面白い本になっているのです。

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エンディングのその後が書かれた短編小説。ここまでやるのか

もはやファンブックですね。

こんなもの読むしかないと思います。

読みましょう!

こういった攻略本だとスクエニ系だと解体真書とかアルティマニアシリーズなどが有名ですが、各社の小さな攻略本などでも4コマ漫画などが載っていたり、小ネタが満載だったりします。

色々な攻略本という名のファンブックを楽しんでみてはいかがでしょうか。

でも情報量はwikiとかのネットの方が上じゃないの?

では、それらは攻略wikiなどには無いのか?

一概にこうとは言えませんが、基本的に攻略wikiは事実だけをシンプルにまとめたものが多く、その傾向は有名なゲームほど強くなりがちです。

どういうことかと言うと、攻略wikiは多人数が自由に書き込めるがゆえに、ルールを設けなければ収拾がつかなくなります。

それゆえ、攻略wikiには多くの場合、シンプルに必要最低限の情報のみが記述されるようになり、考察や小ネタなどと言ったものがとことん排除されるようになったのです。

無論、コメント欄や一部のwikiでは考察がなされているものもあります。

しかしそれにも限界があり、ほとんどの場合で「何が出た。これが出た」報告が限界です。

攻略本は企業が行っているので、開発元に直接取材することによって得られる情報などが多くあります。

こういうものはファンにとってはお宝ですよね。

-ゲーム-コラム