個人サイトを作っていたこともあるプログラマのマスティ(@masty_cafe)です。
個人サイトが好きで何で衰退したのか分析していたんですが、
よく考えなくても、消えて当たり前でしたね。
その理由について書いていこうと思います。
ちなみに結論を最初の見出しに書いてあるので、忙しい方はそこだけ見てください。
Contents
個人サイトは更新が面倒だし、そもそも人口が少なかった
つまり、
個人サイトが衰退したのではなくて、元々少なかったから目立たなくなっただけだったんだよ!
なっなんだtt
以下、解説。
そもそも個人サイト、消えてなくない?
消えた消えた言いますけど、そんなに消えてますか?
例えば、昔の有名サイト代表って「侍魂」とか「おもしろフラッシュ倉庫」とかですよね。
ありますからね。今も。
「僕の見た秩序。」とか、ゴノレゴのポエ山さんなどのフラッシュ系サイトだって、別に消滅してません。無論、数は減ったと思いますが、大手も全滅っていうほどではないです。
ブログやSNSなどの各種サービスを始める人が多いだけ
個人サイトってすごく大変なんです。HTML勉強してキーボード叩いて、レンタルサーバー借りて、FTPソフト落として……。
こんな面倒なことしてまでやろうなんて奴はよっぽど変な人しか居ません。
それに比べてブログやSNSは、メルアド登録はい完了。
めっちゃ簡単です。
今はスマホ誰でも持ってますしね。友達に「やってみようよ」と言われて即開始できちゃいます。
そりゃ人口も爆発的に増えますよね。
そうして、ネットにおける個人サイトの割合は減っていったのです。グーグルなどの検索順もどんどん落ちていきました。
個人サイトはSNSに役割を奪われた。復活する方法は……
個人サイトの定義にもよると思うんですが、ここでは個人サイトを、
「一個人のネット上における活動の場として、その人のコンテンツや交流の場を一つにまとめたWebページ群」
とします。
まぁ、復活は難しいですね。残念ながら。
こうすれば復活する! とか書きたかったんですが、すくなくとも今は思いつきません。
そもそも流行ってた個人サイトって、何が流行ってました?
大きく分類すると次のものになると思います。
- テキストサイト
- フラッシュなどのゲーム
- フラッシュなどの映像作品
- イラスト・小説サイト
- 攻略・情報まとめサイト
- 交流の場
ここらへんですかね。
これらはSNSや各種サービスに分解されてしまいました。そして、新たにやる人は当然そちらのサービスでやります。
つまり、こうです。
- テキストサイト → ブログ
- フラッシュなどのゲーム → スマホアプリや各配信サービス
- フラッシュなどの映像作品 → Youtubeやニコニコ動画
- イラスト・小説サイト → Pixivやなろう、ファンティア
- 攻略・情報まとめサイト → wiki、Qiitq
- 交流の場 → Twitterやインスタグラム、Skype、Discord
そして、これらのサービス同士は互いの連携が強いのも特徴です。そうなってくると、かつての個人サイトのような拠点的役割も必要がなくなってきます。
それぞれが独立し、専門性を持った豪華で使いやすいサービス。さらにサービス同士の連携による相互補完性。
個人サイトにつけいる隙はあるのでしょうか……( ˘ω˘)
とはいえ、消えた個人サイトが多数あるのは事実
「元々個人サイトが少なく、SNSなどを始める人が多いがために相対的に個人サイトが衰退しているように見える」というのが持論です。
しかし、古い個人サイトがじわじわと姿を消しているのは事実です。
ジオシティーズのサービス終了など、有名なレンタルサーバーサービスが終了するたびに個人サイトは大きく数を減らします。
もし今、個人サイトを持っている方は是非ともそのサイトを維持してください。昔を懐かしんで過去の常連さんがやってくるかもしれません。
最低でも、移転先やTwitterなどを置いておくと喜ぶ人が居るはずです。
また、個人サイトが復権するような時代が来ると良いですね。