LANケーブルのおすすめをWebエンジニアが紹介、やさしく解説。カテゴリ・規格・種類別に比較

LANケーブルの規格ありすぎでは……?

ということで、ズバリこれを使えば良いという指標と、LANケーブルの選び方と種類をやさしく解説していきます。

3分で必要なものが分かりますよ。

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どれを買えば良いの? 用途向け購入早見表

つべこべ言わず、何を買えば良いのか教えてくれという方向けリストです。

他の項ではおすすめ形状を解説しているので、そちらと合わせてご利用ください。

ネットは調べ物をする程度

カテゴリー:Cat5e・Cat6

私の推奨はCat6です。

Cat6はCat5eの100Mhzに比べ周波数が2.5倍の250Mhzとなり、データ転送速度が上がります。

では、なぜCat5eを候補に挙げているのかと言うと、通信速度が1Gpbsを超えている最低クラスがCat5eだからです。

実質、LANケーブルの最安値品はCat5eと考えてください。

オフィスなどに大量に張り巡らせたり、とにかく安くしたい方はCat5eを推奨します。

動画視聴やオンラインゲームで使用する

カテゴリー:Cat6A(6e)

私が全ユーザーにオススメするのがこのカテゴリーです。

通信速度がCat6以下の10倍である10Gbpsに跳ね上がります。

さらに周波数はCat6から2倍の500Mhzとなります。

さらに上のCat7は通信速度が変わらず、周波数も100Mhzしか上がらないうえに高いので、Cat6Aはコストパフォーマンスの面で最高と言えるでしょう。

私は他と対して値段も変わらないので、基本的にこのCat6Aを使用しています。

注意していただきたいのは、10Gbpsをフルで使うには、回線・ルータ・ハブ・端末が全て対応していなければなりません。

ぶっちゃけ全部対応している場面は相当珍しいので、Cat6でも良いと思いますが、値段もあまり変わりませんし、後から買い替えるのも面倒ということで推奨しています。

ゲームの遅延を絶対ゼロにしたい。業務用サーバーに利用したい

カテゴリー:Cat7

一般家庭で使える最高カテゴリーです。

ここにきて値段が数倍以上に跳ね上がり、6Aと比べても周波数しか上がらないためコストパフォーマンスは悪くなります。

とはいえ、LANケーブル自体がそこまで高いものではないため、本気でネットゲームで勝ちたいと考えている方や、業務用サーバーで利用したり、大容量の通信をできるだけ早くしたいと考えている方はぜひ購入しましょう。

正直、他のPCパーツと比べても比較的安いのでここはケチるところでは無いと思います。

 

と言いたいところですが、Car6Aでも説明した通り、まず10Gbpsに対応する製品が少ないのが現状です。

また、補足ですが本来のCat7はコネクタが一般家庭では対応していません。

ではなぜ家電量販店で売っているかと言うと、Car7相当の能力を持つ、コネクタを家庭用向けに改造した本来の規格には満たしていないものが流通しているのですね。

Cat7対応機器で無いからと言って、Cat6より速度が遅くなることはありませんが、購入の際はよく検討してみてください。

ケーブル形状の種類

大きく分けてスタンダード・スリム・フラットの3種類があります。

スタンダード

最も標準的かつ、サンワサプライ・エレコムなどの大手も推奨する形状です。

丸型で頑丈、長距離での通信速度にも優れています。

唯一の弱点として、硬いので曲げることには向いておらず、デコボコな壁に貼り付けて張り巡らせるなどする場合はあまり向いていません。

全く曲げられないという訳ではないので、迷ったらこれで大丈夫です。

スリム

スタンダードをそのまま細くしたような形状。

スタンダードに比べて曲げやすいのですが、その分強度や、電磁波などの外部からのノイズに対して弱くなります。

ぶっちゃけこれを使うならフラットで良いので、かなり中途半端な形状だと言えます。

フラット

乾燥麺のようなべったんこな形状

薄いのでカーペットの裏や壁に貼り付けやすく、曲げやすいのが特徴です。

スタンダードに比べると引っ張ったときの強度や、外部からの電磁波には弱くなります。

しかし、踏んだときの強度はスタンダードよりも高いため、非常に取り扱いやすい形状になっています。

私も、リビングから各部屋まではスタンダード、部屋から各製品まではフラット式を採用しています。

その他の形状

上記で説明した代表的な3形状の他、特殊な用途に適した形状が販売されています。

形状 特徴
巻き取り式 巻き取り式ケースに巻き取って収納できるのが利点
高屈曲ケーブル 強化版フラットケーブル。曲げに強く、複雑な配線に適しています
屋外用ケーブル ホイル加工により耐水性に優れ、屋外に張り巡らせるためのLANケーブル

これは私が出先で使用しているLANケーブルです。

これを使う場面でCat7とかまず使えないんで、これで十分( ˘ω˘)

UTPとSTPとPoEケーブルの違い

一般的なケーブルは全てUTPケーブルです。

STPとPoEケーブルはCat6A以降のみ対応など数が少ないため、基本的に考慮しなくても大丈夫です。

STPケーブルはUTPケーブルにシールドを巻き、電磁波など外部からのノイズに強くなっています。

しかし、シールドに溜まる電気を逃がすアースが必要となり、また一般家庭ではアース端子があまり無いため役に立たないことが多いです。

PoEケーブルは電力も送ることができるLANケーブルです。

PoEに対応する製品に取り付けることで、ACアダプタを使用する必要が無くなります。

より線と単線の違い

基本的に、10m以上は単線、5m以下はより線が推奨されています。

違いは、中の銅線が何本で構成されているかです。

単線は文字通り1本の線から構成され、より線は7~8本の線によって構成されています。

単線は電気信号が通りやすいため高速ですが、硬いため曲げづらくなります。

より線は柔らかいので曲げやすいのですが、表皮効果でやや電気信号が通りにくくなります。

サンワサプライは単線を推奨していますが、基本的に前述した長さを目安に、用途で決めてよいでしょう。

Catの違い

Catとはカテゴリー(Category)の略で、LANケーブルの通信規格を区分けしたものです。

カテゴリーごとに速度や周波数帯域などが決められており、一目で速度を測ることができます。

下記に対応表を載せますが、このページ上部にある「用途向け購入早見表」を参照していただくと迷うことは無くなると思います。

Cat(カテゴリ) 伝送速度 伝送周波数帯域 ケーブル コネクタ
5e 1Gbps 100Mhz UTP RJ-45
6 1Gbps 250Mhz UTP RJ-45
6A 10Gbps 500Mhz UTP/STP RJ-45
7 10Gbps 600Mhz STP GG-45/TERA

なお、家電量販店で売られているCat7はなんちゃってCat7で、性能をCat7に近づけ、コネクタやケーブル形状をCat6Aまでと同じにして家庭用でも使えるように魔改造されています。

これはCat8でも同じで、本来のCat7・8は家庭用ではとても使えません。

そのため、性能もCat7同等は出せても規格に沿っていないため、確実に出せる訳ではないということは留意しておくと良いでしょう。

まとめ:迷ったらCat6Aにしよう

どの場面でも使えるのはCat6Aの単線・UTPケーブルです。

形状は直線に引くならノーマルタイプ、直角以上に曲げるならフラットです。

金に余裕があるなら将来を見越してCat7でも構いません。

速度とかどうでもいいから安くしたいなら5eを買いましょう。

Cat8はまず早くならないので必要ありません。

おすすめは「用途向け購入早見表」にまとめてあります。

 

では、良き回線ライフを!

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