手軽に協力プレイ(Co-op)ができるゲームは何かないか、そんなゲームを探して『DEVOUR』に辿りついた。
と言う訳で、今回は『DEVOUR』という協力ホラーサバイバルゲームについてレビューしていく。ちなみに読み方はSteamストアによると「ディヴァウアー」らしい。本当か?
本作はJoe FenderとLuke Fanningが開発し、Straight Back Gamesによって2021年1月28日にリリース済み。現在はSteamで販売されており、お値段もワンコインとちょっとで購入可能だ。セール中なら文字通りワンコインで購入できるが元が安く割引率も大して高くないのでセールを待つほどでもないだろう。
ランダム性のあるシンプルな協力ホラーサバイバル
本作のゲームルールはいたってシンプル。館に解き放たれた10匹のヤギを捕まえ祭壇で燃やすこと(!)。それだけだ。
プレイヤーはカルト教団「アザーゼル」の一員となり、教団のリーダー「アナ」の呪いを解くのが本作の目的であり、その手段が前述の方法となる。リーダーの呪いを解くことが目的であるが、敵となるのも呪われたリーダーだ。
アナは洋館を徘徊しており、プレイヤーを見つけると館の奥深くへとさらっていき行動不能としてしまう。プレイヤー側は対策として、懐中電灯のUVモードを照射することで動きを止めたり、一時的に退散させることができる。また、ランダムで配置された救急キットを使うことで行動不能となったプレイヤーを助けることも可能だ。
アイテムは基本的にプレイヤー1人につき1つしか持てない。救急キットを一ヶ所に集めておくなどプレイヤー同士で連携が必要となる。
館内のアイテムはランダム配置で、敵となるアナの活動もゲームが進むごとに激しいものとなるのでシンプルながら繰り返しプレイできるだろう。
ゲームはめちゃくちゃ怖いがいささか単調
ワンコインで遊べるゲームかつリリース直後のゲームに言うにもどうかと思うのだが、個人的にはいささか単調に感じた。
協力ゲームとして必要な点はしっかりと抑えてあるし、パークやレベルといった概念がないため誰とでも気軽にプレイできるのはとてもありがたい。個人的にはこの点が購入の決め手となった。
また、ホラーゲームとして必要な点はしっかりと抑えてある。OPの映像はしっかりと作り込んであるし、館内に存在するテキストはよきフレーバーとなってくれる。
またホラー演出は全体的にかなりよくできている。というか怖すぎて襲われる瞬間のSSはとてもじゃないが撮ることができなかった。
慣れてくると作業ゲーとなるのがこの手のホラーゲームのお約束である。しかしアナとの遭遇だけは慣れることができなかった。とてもではないが私ではシングルプレイは無理だ。
ただいくら怖いと言ってもレビュー時点(2021/4/28)ではマップが1つしかなく、敵の種類も実質2種類しかない。ランダム要素といってもアイテムの配置が変わる程度なので、数回繰り返してクリアを目指せればいいという程度だろう。
ちなみにワンプレイは長くても30分程度なので気軽にプレイ可能だ。
まとめ
ワンコインと少しで購入でき、気軽に協力プレイができるホラーゲームとしてはおすすめできる。
今年のハロウィン前には新マップを追加するという予告もあるし、間違いなく初回のプレイ時はとても楽しめることは間違いない。気軽にプレイできる協力ゲームを探してる人にはぜひオススメしたい。ちなみにシングルプレイも楽しめる。