AKRacingのゲーミングチェアOVERTUREを購入検討比較【レビュー】

2019年9月9日

AKRacingのゲーミングチェア

今回購入を検討しているAKRacing社製の「OVERTURE」。カラーリングも豊富でこれぞゲーミングチェアという風貌である。

こんにちは。仕事も家も座りっぱなしの重度ゲーマーエンジニアのマスティ(@maty_cafe)です。

今回は、Twitterで話題になっていたこともあり「AKRaicing」のゲーミングチェア「OVERTURE」を観に行くことにしました。

結論から言うとかなり良かったです。

既存のAKRaicing製ゲーミングチェアや、他社製品とも比較しているので、ぜひご購入の参考にしてみてくださいね。

安い買い物ではないので、店員に引かれるぐらい全力チェックしましたよ。

購入を検討する理由

そもそもの購入を検討している理由なんですが、実は私はゲーミングチェアを持ってないんですね。

やっぱりゲーマーを名乗るならゲーミングチェアに座りたくない? っていうのが1つ目の理由です。

そしてもう1つ、私の座っている椅子がめちゃくちゃボロいのでいい加減買い替えたいというのがあります。

ぼろぼろのオフィスチェア

画像は筆者のオフィスチェア。ぼろぼろで座るとギシギシと音が鳴る

これ、私が座っているオフィスチェアなんですが、これに長時間座り続けるのは無理があって腰が痛くなるんですよね……。

仕事もプログラミングという業務上ずっと座りっぱなしなので、家に帰ってからもゲームで座るとなると腰がもう限界になってきたのです。

という訳で、今流行のゲーミングチェアを観に行こうかなと思った次第です。

普通の椅子とゲーミングチェアの違い

実際、ゲーミングチェアって普通の椅子と何が違うのだろうと、形から入る私ですが、歴史や機能も大好きなので徹底的に調べてみました。

ゲーミングチェアは、ゲームごとの姿勢や、長時間プレイを徹底して研究して作られた椅子で、そのためゲーム以外の作業、例えばブログ執筆やプログラミングにも幅広く対応しています。

これならオフィスチェアを新しく買うよりは、ゲーミングチェアの方がお得かな? と至った次第です。

ちなみに以下に私が調べたゲーミングチェアの特徴を詳細に載せているので、併せてご参考にしてください。

>>ゲーミングチェアとは何か。普通の椅子と何が違うのか徹底比較!

実際に見に行き、他社製品と比較してみました

ゲーミングチェアを見に来た

左手前の赤いイスがお目当てのAKRacing「OVERTURE」。左奥はnoblechairsの「EPIC」。右がBauhutteの「プロシリーズ」

という訳で、実際に家電量販店に行ってきました。

どうせなら他の製品とも比べてみたいなという思惑です。

どれも良い感じの「ゲーミングチェア!」って感じのイスですねー( ^ω^ )

今回は店頭に並んでいたAKRacing「OVERTURE」、noblechairs「EPIC」、Bauhutte「プロシリーズ」を見てみることに。

お目当てはAKRacing「OVERTURE」です。

スペック詳細と比較

メーカー 製品名 貼り材 クッション材 値段(税抜き)
AKRacing OVERTURE PUレザー モールドウレタン 46,111円
noblechairs EPIC Premium PUレザー モールドウレタン 51,232円
Bauhutte プロ(RS-950RR) ポリエステル ウレタンフォーム 34,500円

ちなみにカラーリングは「OVERTURE」がレッド・ブルー・パープル・ピンク・ホワイト・ブラック、「EPIC Premium」はホワイト、「プロ(RS-950RR)」はブラック・レッド&ブラック・ブルー&ブラックになっています。

寸法とかは全部だいたい同じなので、書いても仕方がないだろうということで、座る際に重要な素材と値段を書いてみました。

こうしてみると「OVERTURE」は安くもなく、高くもない感じですかね。

モールドウレタンはウレタンフォームの種類のことなので、クッション材はだいたい同じなのかもしれませんね。

うん、カタログスペックじゃ全然違いが分かりませんね。

だから座りにきたのですが( ˘ω˘)

ちなみにAKRacing社のゲーミングチェアには最上位品として「Pro-X」というものがあり、こちらは「EPIC Premium」とほぼ同じ値段で素材も同じです。

Pro-Xについてはまた後で触れます。

まずは座ってみた感想

OVERTURE

ゲーミングチェアのクッション

PUレザーがマットな質感ですべすべして気持ちいいです!

全体的に硬めなんですが、反発力があってほどよく沈む柔らかさがありますね。

高反発布団に近い感じで気持ち良くて、これは快適ですねー( ^ω^ )

クッションもPUレザーなのでしっかりと首や腰にフィットしてくれます。

素材が統一されているので空拭きなどでのお手入れが楽そうです。

全体的に車のシートに近い高級感ある感じの見た目と座り心地ですね!

EPIC Premium

noblechairsのEPIC

PUレザーのすべすべ感はOVERTUREと同じで良い感じですね!

座ってみるとOVERTUREに比べて硬いですね。私の体重(57kg)では全然沈みません。ここらへんは好みですが、もう少し沈む感覚が欲しかったかも?

椅子はダイヤモンド型のステッチが施されていて、蒸れにくい工夫がされています。高級感がありますね。

クッションは見た目の通りふわふわしています。
ハッキリ言ってすんごい気持ちいいですが、洗うには丸洗いが必要そうな感じですね。

ただ、シートの色が白しかないので、ちょっと汚れは心配かもしれません。

白は珍しくてめちゃくちゃかっこいいのですが、汚れ面はやはり気になるところですね。

プロシリーズ(RS-950RR)

んっんん? なんか浅くしか座れない?

公式サイトによると日本人向けに合わせた「超低座面ゲーミングチェア」だそうです。

実はこのBauhutteは他2社と違って唯一の国内企業なのですね。

座り心地は硬めで、沈み込む感覚はないですね。

浅めに座って姿勢良くプレイするには最適という感じでしょうか。

背もたれの可動域も比較的狭いので、あくまで座ってゲームに集中するというスタイルになりますね。

コンセプトは良いと思いますし、これはこれで腰に良さそうですが、今回は私のゲーミングチェアに求めていたものとは違うかなという印象です。

背もたれ比較! どれだけ寝やすいか

ゲーミングチェアの背もたれ比較

中央下が「OVERTURE」、左上が「プロシリーズ」、右上が「EPIC Premiun」

AKRacing製OVERTUREの圧勝ですね。

正直、そこまで背もたれを倒す意義があるかという話になってきますが、どうせなら全力で倒して寝てみたい感があったので、倒せれば倒せるほどいいかな、と。

EPIC Premiunもプロシリーズも結構倒せるので、普通に足を伸ばしてプレイするには十分ですね。

ただ、寝ながらプレイするにはプロシリーズの浅い座り心地はちょっと相性が悪いかなと感じます。

背もたれを前に倒す

勢いよく倒れるので焦った

あとオマケですが、OVERTUREは前にも結構倒れます。

最初壊れたのかと思って焦りました。

後ろのEPICを見ての通り、普通は垂直ぐらいまでしか倒せません。

ここまで倒す意味はさすがにないと思いますが、前のめりにプレイするときに使えるかもしれないですね。

アームレスト比較! 快適な肘置きを求めて

ゲーミングチェアの肘置き比較

右が「OVERTURE」、左上が「EPIC Premiun」、左下が「プロシリーズ」

ゲーミングチェアのアームレストは上下左右前後に動いて、どんなプレイスタイルにも対応できます。

この中では唯一、「OVERTURE」が上下にしか動かせず対応性に欠ける印象ですね。

ただ、OVERTUREは見ての通り、アームレストが長いんですよね。

これは個人的に好ポイントで、やはり肘はどっしり置きたいので長ければ長いほど嬉しいですね。

ちなみに左下のプロシリーズを見て戴けると分かると思いますが、OVERTURE以外は左右前後にも動かすことができ、八の字に肘を置いてFPSをプレイするなどが可能になります。

ロッキング機能比較! 今や標準機能かも

ゲーミングチェアのロッキング機能

AKRacing「OVERTURE」のロッキング機能部分

これは今回調べた全てのゲーミングチェアに搭載されていました。

画像は「OVERTURE」のもので、左のパーツでロッキングのオンオフ、右のアジャスターを回すことで緩さを調節可能です。

ちなみにロッキングとは、イスをゆらゆら揺らす機能のことで、ゆりかご椅子のように全身を快適に包み込んでリラックスさせてくれます。

とくに寝ている状態で相性が良く、背もたれを180度倒せるOVERTUREにはなかなか相性が良さそうに感じました。

まとめ:OVERTUREはコストパフォーマンスに優れている

改めて、私の体感をまとめるとこんな感じですね。

メーカー 製品名 座り心地 背もたれ クッション アームレスト
AKRacing OVERTURE ほどよく硬めで深い 前のめりから180度 レザーですべすべ 長いが上下のみ
noblechairs EPIC Premium 硬めで深い 垂直から135度 もふもふクッション 短いが上下左右前後
Bauhutte プロ(RS-950RR) かなり硬め(沈まない)で浅い 垂直から135度 もふもふクッション 短いが上下左右前後

さすが店頭展示されるだけあって、どれも必要スペックは満たしています。

好みはあると思いますが、バランスが良く使いやすそうだなと感じたのはOVERTUREですね。

値段もこの中では中間というのが良い感じです。

今回、Bauhutteの製品は体には合いませんでしたが、機能が特化されている印象なので、人によっては抜群の相性を持つはずです。

また、この中では値段がかなり安いということもあり、値段の差なのかなとも考えられますね。

EPICとはほぼ互角なのでこれまた自身に合うものを選ぶのが良いと思います。

 

さて、今回は私のお目当てであるOVERTUREが相性ピッタリという印象ですね。

まだゲーミングチェアについては検討したいので、今回の調査を頭に入れて、引き続き探してみたいと思います。

他のAKRacing製チェアについて

今回調べたゲーミングチェアは全体的に硬い印象ですが、AKRacingの「Premium」は柔らかいと聞きます。店頭に無かったことと、オフィスチェアなことを理由に試していませんが、一度試してみたいですね。

また、同社の「Pro-X」はゲーミングチェアの最上位クラスに辺り、OVERTUREの欠点であるアームレストが可動域が前後左右上下全てに広がっています。

また、大きさも最大クラスになっており、大柄な人にも快適そうです。

比較的小柄な私ではOVERTUREで十分でしたが、ちょっとPro-Xも試して見たいですね。

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