どうも、美術館巡りが好きなマスティ(@masty_cafe)です!
フェルメール展に行った折、様々なフェルメールグッズがあることに感銘を受けました。
色々見てるうちに全部欲しくなってきたので自分用のメモとして記事にします。
同じく興味がある方の参考になれば幸いです。
フェルメール展の感想はこちら。
Contents
【ぬいぐるみ】牛乳を注ぐミッフィ―ちゃん
いきなり本ですらないですが、可愛いから仕方がないですね。
牛乳を注ぐミッフィ―ちゃん!
どうですかこれ。めちゃくちゃ可愛くないですか!
私が一目惚れしたグッズです。
フェルメール東京展でも大人気で売り切れ続出だったようですね。
私は大阪展で無事お出迎えしましたが、公式からの販売はかなり限定されています。
大きさは小と大がありますが、大以外は見つけられませんでした。
【絵本】ミッフィーとフェルメールさん
ミッフィー関連で良かったのはこの『こどもと絵で話そう ミッフィーとフェルメールさん』という絵本です。
ミッフィーちゃんがフェルメールの絵について一つ一つ解説してくれていて、子供と一緒にフェルメールを見るというコンセプトになっています。
大人が見ても面白い解説になっているので、万人にオススメできる絵本です。
私も大阪展で買おうかと思ったのですが、無かったので取り寄せて購入しました。
フェルメール展公式ガイドブック
図禄と並んで気になった本の1つがこの『フェルメール展公式ガイドブック』です。
フェルメール入門書&ファンブックとしてとてもオススメです。
「フェルメール展」と銘打っていますが、フェルメール展に行く予定がまったく無くても楽しめます。
どちらかというと「これを読めばフェルメールやその周りについて知れて、フェルメール縁の地に行きたくなる!」という本です。
展を抜かして「フェルメール公式ガイドブック」にしても差し支えの無い内容になっていますね。
フェルメールの生涯や、その作品35点についての解説だけでなく、フェルメールの出身地であるオランダをフェルメールに絡めて解説しています。
さらにはフェルメールの作品をオランダに観に行くためのオススメプランや観光情報、様々な角度から見たフェルメールのあらゆるコラムなど充実っぷりが凄いです。
海外旅行ガイドブックのようにも楽しめるのが本書の凄いところですね。
単純に読み物としてすごく面白くてイチオシのガイドブックです!
フェルメール原寸美術館 100% VERMEER!
この本は凄いですね。
フェルメールの作品を原寸100%を超解像度で余すことなく載せています。
まさに絵画好きが求めていた本ではないでしょうか。
絵って実物で見ないとその良さが分からないのです。
絵の具の盛り方・ヒビの割れ方、筆の力加減、キャンバスの傷や劣化具合……etcetc。
この本ならば、それらの情報が現物を見なくても分かります。
特にフェルメールの作品は人気で、作品自体も小さく、間近で見ることがなかなか困難を極めます。
しかし、この本ならばフェルメールの作品を余すことなく楽しむことができるのです。
まさに「こういう本があれば良いのにな」を体現している本ですね。
【文庫】フェルメール最後の真実
フェルメールを巡る美術展の裏側で起きた真実を描くノンフィクションドキュメンタリーです。
少し変わったフェルメールに関する本を読みたいという方には是非ともオススメです!
美術展の内紛に焦点が当てられているという非常に珍しい内容の本書。
フェルメールを巡る様々なシンジケートが登場し、様々な駆け引きやお金のやり取りが綿密に描かれています。
著者は日本フェルメール展の企画を手掛けている人で、世界各地の美術館を渡り歩いてフェルメール作品の出展交渉を行っています。
とても生々しい内容なので、フェルメールだけでなく美術展業界に興味がある方にも大変面白い読み物になっていますね。
また、フェルメール全作品のフルカラーや全点踏破用のルートガイドも付いているので、簡易ガイドブックとしてもオススメです!
フェルメール展 公式図録
絵画と言えば、やはり図禄ですよね。
全232ページのA4判ワイドという超ボリュームは圧巻で、この値段は正直とても安いです。
私は美術展ではほぼ図禄は買いますし、本書はもちろん即決で購入しました。
フルカラーで来日したフェルメール全10点を解説はもちろん、同時に展示されたオランダ画家達の39作品も解説されています!
ただのカタログではなく、年譜や様々な研究者の論文など、学術的な観点でも深い知見を得られます。
私はこの年代のオランダ画家やフランス画家の作品が大好きで、食い入るように解説を読みふけりました。
絵画というのは歴史や環境とは切っても離せないもので、当時の国の情勢などがよく描かれる対象や技法に反映されます。
そうした歴史的背景を当時の画家達とセットでまとめて把握できるのは、公式図録ならではの特徴ではないでしょうか。
美術展に行っていない人にも是非ともおすすめの一冊です!
【旅行記】フェルメール全点踏破の旅
タイトル通り、フェルメール全点を巡る旅を記した旅行記的内容の本書。
全33点の画像も小さめながら掲載されており、ちょっとしたガイドブックにも使えます。
また、貯蔵美術館の写真も載っているのが個人的にはかなり嬉しいポイント。
私はこの本とても好きなんですよね。
3週間のあいだにオランダ・ドイツ・ロンドン・アメリカと世界中を飛んで美術館を巡っていきます。
移動中の飛行機やバス、美術館に入って絵画と出会うまでも丁寧に描写されており、まるで読んでいる自分も旅行しているかのような錯覚に陥りました。
そしてフェルメールの絵に出会えたあとは既存の解説だけでなく、著者の直観的印象や、主観を交えた深い考察と感想が繰り広げられます。
レビューにはそれが主観的すぎるという批判もありますが、私は逆にそこが好きなポイントです。
学術的論文や解説は図録や専門の本を読めばいいのです。
本書は深い知見がある著者によるフェルメールを巡る旅行記なのです。
「どくとるマンボウ航海記」や「見仏記」が好きな私には最高の一冊でした。
フェルメールを見て回りたいなと考えている人には本当にオススメの一冊ですよ。
【解説本】フェルメールへの招待
比較的新しいフェルメール全作品の解説本。
フェルメールの作品は贋作疑惑や盗難など、様々なトラブルに見舞われた作品がとても多いのです。
なので、時代に応じて様々な考察がなされ、常に新しい発見や研究が発表されています。
ゆえに古い解説本だと解釈が違っているものが多々あるのです。
この本は2012年という比較的新しい完全網羅本になっており、かつ全作品に深く踏み込んで解説されています。
コンパクトかつフルカラーというのも非常に魅力的です。
まさにフェルメール作品への招待として、初めの一冊にオススメの本です!
【ムック】フェルメール会議
フェルメールに詳しい画家や学芸員、大学講師や経済学者、さらには女優やブロガーまで識者が集まり、徹底的に「会議」を交わそうという独創的な企画を実現した本書。
これこそ現代におけるフェルメール解説本ではないですかね。
表紙や企画を見て軽い本と侮るなかれ、解説本としてはかなり丁寧な作りです。
全35品カラーで掲載されており、日本に来日した9点を中心に深い多角的な解説がなされています。
とにかく企画の内容が面白い。ありそうで無かった本とは正にこのこと。
ただの解説だけで終わらないのが本書の面白いところで、当時の政治・経済的観点・オランダの歴史的視点・美術的視点・さらには現代視点で語られる女優のフェルメールに対する楽しみ方や、作品を巡る旅のエッセイ、4コマ漫画まで収録されています。
語り下ろしやインタビューなど様々な形式で語られているので、雑誌を読む感覚で飽きずに楽しむことができます。
アカデミックな内容とは言えませんが、フェルメール研究の第一人者の解説などもあり、踏み込んだ内容の知見も得ることができます。
1400円とお安く、Kindleではさらに安く買えるうえに、読み物としてとても面白いのでオススメですよ。
まとめ:フェルメールグッズは魅力がいっぱい
本記事では、おすすめのフェルメールのグッズをまとめました。
この手のグッズや書籍は本当に面白いものが多く、常に新しい考察や論文が出てきています。
なので比較的最近のもので、私個人が強くオススメできるものに絞ってご紹介させていただきました。
どれも本当にオススメなので、ぜひともお手に取ってご覧になってくださいね。