超絶熱いバトル漫画「ラグナクリムゾン」が面白いから紹介したい【無料】【感想/レビュー】

2019年6月20日

最新8巻の感想書いてます→こちら ※ネタバレ全開の日記です

こんにちは! 毎朝毎晩漫画を読んでるマスティ(@masty_cafe)です!

以前マンガUP!で1話を見て「なんだこの超絶面白い漫画は!?」となり全巻買ったので紹介します。

というか紹介したい!

こんなにも面白くて超絶熱いバトル漫画がマイナーであって良いはずがない!

ちなみに作者の小林大樹先生は以前「スカイブルー」という漫画を連載しており、こちらもオススメです。

今時珍しいハイファンタジーバトル漫画

まずはあらすじ。

銀剣を振るい、竜を狩り、報酬をもらう職業──『狩竜人(かりゅうど)』。
ヘボ狩竜人の少年・ラグナは、ぶっちぎりの竜討伐数を誇る天才少女・レオニカとコンビを組み、日々、竜討伐に挑んでいた。
ラグナの願いはひとつ──「強くなれなくてもいい。レオのそばにずっといたい。」
少年の想いは最凶最悪の竜の強襲により、儚くも散りさる…。

ガンガンジョーカー ラグナクリムゾン公式

最近は逆に珍しい純ファンタジーな世界観を持つバトル漫画です。

雰囲気で言えば「ベルセルク」や「クレイモア」に近いですね。

この2つよりは雰囲気が重すぎず、もっとスカッと読むことができます。 全体の展開の早さや気持ちよさは「ヘルシング」が近いと思います。

読みやすさで言えば「ハガレン」に近いかもしれません。

同じガンガン系の漫画ですし、似てるところがあるのかもしれませんね。

熱すぎる。圧倒的な戦闘描写

もうこれが本当に素晴らしいんです。戦闘全てがめちゃくちゃカッコいいんです!

とりあえず見てみてください!

ラグナクリムゾンの戦闘
ラグナクリムゾンの戦闘シーン見開き
見開きを大胆に使った圧倒的な戦闘描写は読者に息をつかせる暇を与えない

かっかっこいい……!

凄まじい画力で描かれる圧倒的なスケールを出し惜しみしない戦闘シーンの数々!

主人公は設定上、最初からラスボス格でも瞬殺できるぐらい強いんですが、その強さを惜しみません!

瞬殺です。瞬殺。

強さを隠したりとか、毎回毒蜂が寄ってくるとか、電池抜いたエアトレック履いてくるとか、また何かやっちゃいました? とかそういう出し惜しみは一切しません!

本気で手加減抜きの戦闘シーンを気分爽快に魅せてくれます。

こんなにカッコよくて気持ちいいバトル漫画、本当に久しぶりです。

主人公の登場シーンは、ドラゴンボールで修業を終えた悟空が来てくれた時のような安心感とワクワク感さえありますね。

主人公が鬼強系だと「うしおととら」の序盤なんかもそうですよね。

味方が強ければ敵も強い。強さを強さで叩き伏せあう超絶バトル!

世界を止めるアルテマティア様
3巻で世界丸ごと静止させてしまう敵が出てくる

そんなに強いと一方的すぎない? と思われるかもしれません。

ご安心ください。そんな単純な漫画じゃないから面白いのです!

基本的に幹部級以外は瞬殺なので、戦う相手は常にチート級の能力持ちです。

例えば、比較的序盤の敵なのに「時を止める」とかいうとんでも能力持ちが出てきます。

ジョジョですらラスボスクラスです。

アルテマティア様
天使かと思った? 残念! 竜でした!

作中的には最強クラスであることは変わりないんですが、漫画的にはまだまだ序盤も序盤です。

それに対して主人公はというと、やはり圧倒的な戦闘力で圧倒的なチート能力を正面から叩き潰しにいきます。

例えば、上記の「時を止める能力」ならば、時を止める前に瞬殺します。

ですが、相手もまだまだチート能力を持っていて、ならばそれも叩き伏せる! みたいな熱い展開の連続です。本当に出し惜しみが一切ありません。

逆転に次ぐ逆転の怒涛の展開に私は目を釘付けにされました。

お互いが持ちうる切り札を切りまくるような怒涛の展開には興奮しっぱなしになってしまいますね。

脳筋だけじゃない頭脳戦・心理戦も熱い!

クリムゾンの策略。ラグナクリムゾン2巻

漫画の面白さは脳筋戦闘だけではありません。

頭脳戦も面白いんです!

主人公のラグナには「クリムゾン」という相棒が居ます。

このクリムゾンは不死で色々できるんですが、本人に戦闘能力はありません。

しかし、敵である竜を殲滅するために自らも頭脳を生かして行動します。

そしてこのクリムゾンは、敵味方含めて作中で一番性格が悪いんですよ。

悪い顔をするクリムゾン。ラグナクリムゾン2巻
悪い顔のクリムゾン

しかも、ギャグ的要素無しにガチの極悪人です。

そんな奴が味方側というのも面白すぎるんですが、そんなクリムゾンが繰り広げる心理戦や頭脳戦がこれまた面白い。

弱小の戦力を使って幹部級を無傷で倒す頭脳戦や、正体がバレてはいけない相手との駆け引きによる心理戦を魅せてくれます。

ラグナクリムゾンのキメラ
クリムゾンの下僕、ケモ耳アホの子

そしてクリムゾンをサポートする下僕達がまた個性的で、人間味溢れています。無論、彼らもまたタダの気の良い連中という訳ではなく、一癖も二癖も裏もある深みのある性格なんですね。

ラグナクリムゾンのスライムとゴーレム先輩
イケメンと子供好きにも優しい。スライム先輩とゴーレム

まさに脳筋バトル・頭脳戦・心理戦、一粒で三度美味しい漫画なのです。

ヒロインがめっちゃかわいい! 個性豊かなキャラクター達

ラグナクリムゾンのクリムゾンの真の姿
クリムゾンの真の姿?

この漫画にはヒロイン枠が3人居ます。

1人はヒロインに見えるなら眼下に行けと作者が言っているクリムゾンです。

ラグナクリムゾンのクリムゾン女装
これもクリムゾン。可愛い? だが男だ

このクリムゾンはなんですが、姿形を自由に変えられるうえに、なぜかよく女性の姿をしています。

あまり表情に変化がない主人公の代わりにめっちゃ表情が多彩です。9割極悪な顔ですが。

そんな常に極悪な顔して、極悪なことばかりしてるクリムゾンなんですが、やたらと可愛いとファンの間でも評判なんですね。私も眼科コースでした。

ラグナクリムゾンのクリムゾンの普段の姿
クリムゾンが一番良くとる姿。これも可愛い

とにかく表情豊かで自信たっぷり、それでいてたまに本気で焦ったりと隙を見せるところがとても魅力的なんです。リアルでもこういう人って魅力的ですよね。

巻が進むと、この表情が見たかった! と全ファンが待望した表情も見れます。

ちなみに笑顔だとかそんな安易なものではありませんので楽しみにしていてください。

ラグナクリムゾンのレオ
ボクっ子幼女レオ。主人公ラグナの幼馴染でつおい

その他、ぅゎょぅι゛ょっょぃな小さな剣士の女の子や、主人公にデレデレツンツンなギャグも行ける武闘派姫様なども出てきます。

ラグナクリムゾンの銀器姫
主人公大好き銀器姫。つおい

説明の配分ミスったな。

敵も魅力的! なんなら全員が主人公に見える

幹部級の悪役たち。これはほんの一端

本作は展開がとっても早く、様々な敵と遭遇します。その敵がまためちゃくちゃ魅力的なんです。

ハイパー偽善者オブ偽善者アルテマティア様。

偽善者オブ偽善者アルテマティア様

おっこいつ主人公か? と思わせるヒロインを思って覚醒するショタいイケメン。

シャイで風と一人でお話ししている残念なイケメン。

カッコいい強いお爺ちゃんや最強なイケメン兄貴。

強そうなイケメン

イケメン多くね?

みんな表情豊かで色々な思惑のもと、一人一人が活き活きとしているんですよ。

バトルがとても面白く気分爽快で、展開が熱くてどんどん読んじゃうんですが、同時に頼むからまだ死なないでくれって本気で願ってしまうんですよね。

こんなふうに展開を引き延ばしてくれって思える漫画なんて早々ないですね。

まとめ: 展開を出し惜しみしない熱すぎるダークファンタジー

ラグナクリムゾンのラグナが強すぎる
ラグナさんが主人公の顔ではない

マジでくっそ熱くて面白いです!

とにもかくにも展開を出し惜しみしないんですよね。

読者が見たいと思ったシーンをすぐやってくれる。

無駄な引き伸ばしをしないし、予想を裏切り期待を裏切らない。

既存の漫画だと「ヘルシング」に近いですね。

あまりにも面白い展開を出し惜しみしないので、おいおい大丈夫かと心配になってしまうほどです。

ガンガンJOKERで連載していますが、漫画アプリ「マンガUP!」でも無料で読めます。

また、ガンガンJOKER公式でも1話は無料で公開しています。

ただ、無料公開は分割がめちゃくちゃ鬱陶しいです。なのでまずは試しに読んでみて、面白ければコミックスで一気読みを推奨します。

私は巻数も少ないですし、一気読みしたかったのでKindleで購入しました。

-オタ活