ボヘミアン・ラプソディほんと面白いですよね。
えっ?
見てない?
……え?
何をしているんですか!?
こんなブログ見てる暇があったら今すぐ映画館に行ってください! 今すぐです!
Queen? きーんって読むんですか? っていうレベルの私ですらめちゃくちゃハマりました。
目次
「面白い」という言葉すらも、この映画を表すにはあまりにも陳腐だ
この映画はただただ本当に最高に面白い。
ただ文字に起こすと陳腐になってしまう恐怖があります。
それでもやはりボヘミアン・ラプソディは「面白い」。
それしか言いようがないほどに面白かったと言えます。
御託は良いので観に行きましょう。
今ならまだ間に合います。
映画館ではない。ライブ会場だ

ボヘミアン・ラプソディを上映しているシアターは映画館ではありません。
ライブハウス? いえ、収容人数7万以上を誇るライブ会場です。
ボヘミアン・ラプソディは伝説的ライブである「ライヴ・エイド」を始めとして様々なライブシーンがあります。
花火を生で見たことはありますか?
音の衝撃で空気が震え、全身で花火を感じますよね。
あれと同じです。
全身が音に包まれ、音楽と同化し、体が打ち震え、まさにそこはライブ会場でした。
生きた情熱。バンドと観客。これは歌いだしても仕方がない
Queenの曲には、観客と歌うことを目的としたものがあります。
その曲を歌うシーンはもう本当に情熱的で、心も身体も震えるようでした。
フレディが観客に向かって呼びかけるのですが、まるで自分に語りかけられているような錯覚に陥ります。
そしてQueenと一体化する観客達。
「え? これは一緒に歌っていいの?」と本気で考えてしまい、辺りを見渡してしまったほどです。
なぜ私はこの場に居ないのだろう。
なぜ私はQueenと同じ時代に生きていないのだろう。
ああ、このスクリーンの観客達がうらやましい。
自然とそう考えてしまう自分が居ました。
そして、自分もまたその観客になったかのような高揚と一体感を感じ、心から楽しいひとときを楽しめたのです。
「本当の自分」の人生を生きるということを教えてくれる
ボヘミアン・ラプソディはフレディ・マーキュリーの一生を描いた物語です。
彼は自分が同性愛者だということを自覚できず苦しみます。
どうするべきかも分からず、ただがむしゃらにもがいて失敗し、それでももがいて人生をやりぬいた男の話です。
正直、途中「あれ? フレディってクズか?」と思うところも多々ありました。
実際、現代の倫理的にはどうかと思う行動も多いでしょう。
ただ彼は、「本当の自分」に気づけず苦しみもがき、ただ実直に生き抜いたのです。
だからこそ、フレディは最後には全てを失いましたが、全てを手に入れることができました。
全ての人類はフレディ・マーキュリーをお手本とするべきです。
この映画は義務教育とすべき
過去のお話しですが、現代の性や愛に対する考えや、人生、夢を生きることについての答えが詰まっています。
今となって論争となるような問題を、フレディ・マーキュリーは遥か昔に悩み生き抜いたのです。
今一度、全ての人類が己の人生・価値観を見直すためにもこの映画を見るべきです。
多くの人の人生が変わるでしょう。
少なくとも私の人生には少なくない影響を与えました。
人生一つを使って性・夢・愛に一つの答えを出している映画なので、義務教育として見せるべきです。
必ず良い方向に変化が出るはずです。
ついでに映画館でいつでも見れるようにしてください。
非常にテンポが良く、エンタメとしても完成されている

本当によく完成された映画です。
序盤は正直、スローなスタートだなと感じました。
そう思っていたのも束の間、加速度的に急激に圧倒的なスピードでテンポが良くなっていくのです。
まるでジェットコースターのような映画です。
Queenのメンバー同士の掛け合いや、様々な名曲ができあがるエピソードを余すことなく魅せてきます。
まさに最後までQueenたっぷりだもんって感じですね。
終わった直後に、もう一回観たい! と素直に思える映画です。
泣ける映画に泣けるシーンなんて必要ないんだよ!
はいここ泣くシーンですよっていう作品が多々ありますよね。
この映画にはそういう陳腐なシーンが一切ありません。
なのに、ただのライブシーンなのに、自然と涙がこぼれてきます。
同じように感じたのか、周りからすすり泣く声が聞こえてきました。
何に涙が零れたのでしょう。
フレディ・マーキュリーという男、そしてQueenというバンドの一生全てが、その曲にそのライブに、全て集約されているということを体が感じ取りました。
たったの2時間に集約された一生、それがさらに集約されライブ、そして歌へと集約されます。
その結晶のあまりの美しさに涙をこぼさずには居られなくなった。
それほどまでに美しく、強く、偉大で、素晴らしい映画でした。
まだ間に合う。見に行くんだ。
今すぐまだやっている映画館を探してください。
是非とも見てください。
観なければなりません。
もし、やっていなければ、どうかレンタルで良いのでCMを挟まず見てください。
そして私と語り合いましょう。