ネットのコラム

雑誌とWebメディアの違い。「雑誌」が生き残る道と魅力について模索する

2020年2月27日

こんにちは。マスティ(@masty_cafe)です。

最近、私の好きな雑誌の廃刊が続いています。

とても哀しいですが、時代的に仕方がないのかなとも思うところです。

そんな雑誌とWebメディア、いったい何が違うのか、私の私見を語っていきます。

Webは無料。雑誌は有料

Webの情報は多くの場合、無料で提供されます。

それが記事のような単体のコンテンツで済むものなら尚更ですね。

無論、有料で提供しているところもあります。日本経済新聞さんなどの新聞社はサブスクリプションで記事を提供していますし、今は個人がnoteなどを使用して有料で記事を提供する時代です。

それでも尚、Webメディアは誕生しつづけ、多くの企業が乗り込み、無料の情報が提供され続けています。

それにはもちろん多くの利点があるからで、今後も情報は無料で提供され続けていくことでしょう。

そんな時代であるため、有料の紙媒体は少々分が悪いと言わざるをえません。

公式がメディアを持つ時代。問われる情報のスピード感

いまや公式自らがメディアを持ち、情報を発信する時代です。

一昔前までのネットが盛んではなかった時代、新しい情報というのは、雑誌や新聞、あるいはテレビのニュースなどと言ったメディアからのみ得ることができました。

それらの情報は、メディア側が取材をするか、情報を広めたい側がメディアに広告を載せてもらうかして初めて、ユーザーに供給されました。

どちらの場合であれ、情報源である公式から、直接ユーザーに対して情報が配られることはありませんでした。

今は違います。

公式みずからが「公式サイト」「Twitter」「YouTube」「Instagram」などの場を用いて、情報を直接ユーザーに届けることができるようになりました。

これによって、情報が届けられるスピード感は跳ね上がったと言えます。24時間いつでも公式が好きなタイミングで顧客に情報を届けることができるのですから。

もちろん、メディアには、そもそもそういった広報力を持たない者の代わりに、情報を広げる役目がありますが、それを中心として集めるユーザーは多くはないでしょう。

あくまで、目玉である大きな情報があって初めてメディアの集客力は成り立ちます。

そんな時代にメディアに求められることの1つが「情報の速さ」です。

いち早く、あらゆる媒体から発信される情報を短く分かりやすく要約し、最新ニュースとしてユーザーに届けていきます。

もちろん、それ以外にも独占インタビュー・体験レビュー・考察など、メディアができることは多くありますが、メインはあくまで情報であることは多くのメディアにとって今も昔もそう変わらないはずです。

そんな時代では、刊行できるタイミングが決まっている紙媒体の雑誌は、情報源として遅すぎるのです。

雑誌は巨大な1つのコンテンツ。「ついで読み」の魅力

ここまで、雑誌がWebメディアに対して不利な点ばかり述べてきましたが、雑誌には雑誌にしかない魅力があります。

それが「ついで読み」です。私が適当に名づけました。

雑誌って特定の記事だけ読んで捨てるっていうことをあまりしないんですよね。

無論、そういう人も居るかもしれませんが、大抵は複数のコーナーをまたいで読むことになります。

例えば、何かの独占インタビューを読みたくて購入した場合でも、新作商品一覧を流し読みしたり、連載されている漫画を見てみたり、読者投稿コーナーを覗いてみたり、多くの情報を何かの「ついでに読む」のです。

対してWebメディアは、特定メディアの記事を片っ端から読むということをあまりしません。無論、本当に大手のメディアなど例外はありますが、多くの場合、Googleで検索して見つけたり、Twitterで流れてきた記事だけ読んでオサラバです。

そこからトップに移動して他の記事も読んでみるということはしないのですね。

私はこの違いこそが「雑誌」という媒体の最大の魅力だと感じています。

生き残る道は、雑誌単位での電子書籍か

雑誌は面白いです。

しかし、その面白さはメインの情報あってのもので、訴求力としては弱く、雑誌を購入させるには今一歩及びません。

さらには本屋離れもあり、そもそも雑誌がユーザーの目に映る機会が減りました。

参考:「まちの本屋」がどんどん潰れていく2つの理由(東洋経済)

そうなってくると考えられるのは、紙という媒体を捨て、電子書籍に移行することです。

既に電子書籍化している雑誌は多くあります。私も週刊少年ジャンプを定期購読しています。

しかし、電子書籍は専門アプリでしか見ることができないパターンなども多いのが現状です。kindleなど、より多くの人がお気軽に、ワンボタンで購入できるようにし、雑誌自体もスマホで見やすいように最適化されたものに変わらなければならないでしょう。

そして、定期刊行以外にも、情報の流れに応じて柔軟に情報を届けられるようにサブスクリプション用コンテンツも用意するなど、よりインターネットに寄り添った形が求められるのではないでしょうか。

実際、そんな簡単な話ではないのでしょうが、1つのエンタメとしての雑誌が好きなので、生き残る道を模索してもらいたいですね。

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